「安定した仕事に就職したい…」という悩みを抱えるフリーターの方は多いです。
学校を卒業して何となくフリーターになった方や、大学を中退して就職できずにフリーターになった方など、それぞれに事情があると思います。
就職せずにフリーターを続けていると、「このままで大丈夫か?」と将来に不安を感じるときがやってきます。
しかし、フリーターしかやったことがない人は、就職活動のやり方がわからず、危機感を感じながらも、就職を後回しにしてしまいがちです。
就職することを放置したまま、20代後半になってしまうと、どんどん就職できなくなってしまい、底辺労働者から抜け出せなくなるので要注意です。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
今回は「フリーターが安定した仕事を勝ち取る方法」について解説していきます。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
フリーターが安定した仕事を勝ち取る方法【元フリーターの体験談】
「自分はフリーターだから、安定した仕事になんて就職できるわけがない…」と諦めているフリーターの方は多いと思います。
僕も26歳までフリーターとして生きていたので、フリーターの方の気持ちは結構わかります。
特に理由なくフリーターになり、特にきっかけがなくて就職しないまま
、気づいたら数年経ってしまったという方も多いですよね。
フリーターの生活は気楽なので、無理して就職したくないと思う気持ちはわかります。
でも心のどこかでは、「そろそろ正社員い就職しないとな…」と思っていませんか?
あなたのその感覚は合っていますよ。
年をとればとるほど、正社員への就職は難しくなります。
「夢を追いかけていた」「家庭の事情でどうしようもなく」などの納得できる理由があって、フリーターを続けていた人はまだいいですが、特に理由なくフリーターを続けていた人はかなり大変です。
何も理由なくフリーターを続けている人は、1日も早く就職活動を始めた方がいいと思いますよ。
フリーターのままだと収入も社会的信用も絶望的に低い
フリーターの何が悪いのか?
もしあなたが、一生フリーターとして生きていくつもりなら、別に就職しなくてもいいと思います。
でもフリーターには、たくさんのデメリットがあります。
たとえば、収入が低い、社会的信用が低い、ローンが組めない、クレジットカードが作れない、モテない、社会保険に入れない、スキルが身に付かない、世間から冷たい目で見られる、などです。
僕が個人的にきついと思ったのは、同年代の友達が就職して活躍する中、自分だけフリーターとして無責任に生きていることが恥ずかしかったです。
家族や親戚からも「あいつはいつまでフラフラしているんだ!」というようなことを言われるので、家にも外にも居場所がなくなっていきます。
責任がなくて時間の自由がある立場は気楽でいいですが、その代わりに多くのものを失います。
このフリーターのデメリットに耐えられなくなって、30歳前後のタイミングで就職しようと思っても、年齢的に就職がかなり難しいです。
目先の楽さを取るのではなく、長期的な視点で、今何をするのが自分のためになるのかを考えて、行動することが大事ですね。
僕がこれに気づいたのは26歳のときでしたが、未経験からの就職だと26歳はギリギリの年齢でした。
フリーターが安定するためには正社員就職が絶対条件
「安定した生活を手に入れたい」と思っている人は多いと思いますが、フリーターのままだと絶対に安定した生活は手に入りません。
フリーターが安定するためには、正社員に就職することは絶対条件です。
大枠でいうと、正社員もフリーターも、自分の時間を売ってお金を稼いでいることには、変わりありません。
しかし正社員には、有給休暇があったり、長期休暇があったり、社会保険に加入できたり、社会的信用があったりというメリットがあります。
フリーターは時給で働いているため、出勤しないとお金がもらえません。正社員のように有給休暇も長期休暇もないので、仕事を休んでしまうと、その分の給料がもらえないのです。
正社員は毎月固定給をもらっているので、お金の計画が立てやすく、貯金もしやすいというメリットもあります。
世の中の多くの人が正社員として働いているため、社会的な信用があり、家族や友人から冷たい視線を浴びることもなく、結婚のチャンスも多くなります。
フリーターから正社員に就職することで、「フリーター=フラフラした人」というイメージから、「正社員=ちゃんとした人」というイメージに変えることができます。
フリーターでも20代なら人生をやり直せる
「本当にフリーターから正社員に就職できるのか…」と不安を感じている人も多いと思います。
結論をいうと、あなたがまだ20代なら、フリーターから人生をやり直せます。
極論をいうと、何歳からでも人生はやり直せますが、フリーターから正社員就職を目指す場合は、圧倒的に20代の方が有利です。
企業がフリーターを採用する場合、未経験から採用して、一人前の人材に育てなければいけませんよね。
未経験者を採用すると、入社後にマナー研修をしたり、業務の研修をしたり、OJT研修をしたりという感じで、会社の戦力になるまで時間がかかります。
教育に時間をかけた人材には、できるだけ長く働いてほしいと考えるのが普通です。
たとえば、定年が60歳として、それぞれの年代が活躍できる期間は、20代の人材は30~40年、30代の人材は20~30年、40代の人材は10~20年、50代の人材は10年未満となります。
このように、20代は活躍できる期間が1番長いので、未経験者を採用する場合は有利になるのです。
フリーターが選べる職種とは?
フリーターが就職できる職種には、どのようなものがあるのでしょうか?
フリーターはやりたいことを基準に就職先を探すと、どこからも内定がもらえないという最悪の事態になります。
たとえば、商品企画、マーケティング、人事、などの職種は、経験と実績がないと採用してもらえない職種なので、ここにフリーターが応募しても書類選考で大体落ちます。
フリーターが応募すべき職種は、未経験者の採用を積極的におこなっている会社です。
未経験から応募できる職種には様々な職種がありますが、代表的なものだとこちらです。
- 営業職
- 販売職
- ITエンジニア
- 施工管理
- セキュリティスタッフ
- ドライバー
- 飲食店スタッフ
この中でも特におすすめなのは、営業職、販売職、ITエンジニア、の3つです。
これらの職種はコミュニケーション能力が身に付くので、正社員として就職できれば人材としての市場価値が高まりやすいです。
コミュニケーション能力がある人材は、転職市場での評価が高いので、転職しやすいというメリットがあります。
僕はフリーターから営業職に就職しましたが、これまでに経験した業界は、ホームページ制作、WEBコンサルティング、経営コンサルティング、セミナー、求人広告、転職エージェントなど様々です。
たとえば、僕のように営業職を一度経験すると、業界をまたいでもやっていけるようになるので、どこでも働けるようになります。
ちなみに、営業職は年収も稼ぎやすいです。
フリーターから就職するなら就職エージェントに登録すべき
フリーターは正社員経験がないので、どうやって就職活動を進めていけばいいのか、わからないと思います。
就職活動の方法には、ハローワークに行く、求人誌から仕事を探す、転職のポータルサイトに登録する、知人から紹介してもらう、などの方法があります。
フリーターは自分ひとりで就職活動すると、なかなか内定がもらえなかったり、自分と合わない職場に就職してしまったり、というリスクがあります。
そのためフリーターが初めて就職するときは、フリーターに特化した就職エージェントに登録するのがおすすめです。
就職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の作成、あなたに合った求人のピックアップ、企業ごとの面接対策などをバッチリやってもらえるので、初めて就職するフリーターでも安心です。
安定した仕事に就職したいフリーターの方は、ぜひフリーターに特化した就職エージェントを利用しましょう。
まとめ
この記事のまとめです。
- フリーターでも安定した仕事に就職できる
- フリーターのままだと収入も社会的信用も絶望的に低い
- フリーターが安定するためには正社員就職が絶対条件
- フリーターでも20代なら人生をやり直せる
- フリーターにおすすめの職種は営業職・販売職・ITエンジニア
- フリーターから就職するなら就職エージェントに登録すべき
フリーターから就職したいと思いながらも、自信がなくてなかなか行動できないという方も多いと思います。
一歩前に踏み出すのが怖いという気持ちはわかりますが、20代のうちに就職しないと、就職できずに底辺労働者から抜け出せなくなる危険があります。
5年後、10年後のあなたの未来を考えると、できるだけ早い段階で正社員に就職しておいた方がいいです。
今の環境を変えるのは勇気がいると思いますが、就職するためにまずは一歩踏み出してみませんか?
その一歩が、あなたの人生を大きく変えてくれますよ。
