「フリーターの何が悪いの?」
このような方に向けて、フリーターの何が悪いのかを徹底的に調査しました、
フリーターの方は、家族や友達から、「お前は人生をなめている」、「お前の考えが甘い」などと批判されることも多いと思います。
でも、具体的にフリーターの何が悪いのかを教えてくれる人って、ほとんどいませんよね。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
今回は元フリーターの僕が、「フリーターの何が悪いのか?」について解説していきたいと思います。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
「フリーターの何が悪いのか?」を元フリーターが徹底解説!
「フリーターの何が悪いの?」という質問に対して、明確に答えられる人はほとんどいません。
しかし、世間的には、フリーターの印象はよくないです。
なぜフリーターの印象は悪いのでしょうか?
フリーターの印象が悪い理由は3つあります。
- 収入が低い
- 社会的な信用がない
- 何のスキルも持っていない
ここからは、フリーターの印象が悪い理由をそれぞれ解説していきます。
フリーターの印象が悪い理由①:収入が低い
フリーターの印象が悪い理由の一つ目は、「収入が低いから」です。
フリーターは時給で働いているので、基本的には正社員より低収入になりやすいです。
20代のフリーターと正社員では、平均年収に約100万円の差があり、30代のフリーターと正社員では、平均年収に約200万円の差があります。
収入だけが全てではありませんが、これだけ明確に収入格差があると、確かにフリーターのままだとマズいかも…と思えてきますね。
フリーターの印象が悪い理由②:社会的な信用がない
フリーターの印象が悪い理由の二つ目は、「社会的な信用がないから」です。
フリーターは定職に就いていないことから、クレジットカードやローンの審査が通りにくいです。
「フリーター=収入が不安定」というイメージがあるため、いつ支払えなくなるかわからないという懸念が、社会的信用の低さにつながっているのです。
またフリーター期間が長くなると、企業から敬遠される傾向があるので、正社員への就職も難しくなります。
フリーターの印象が悪い理由③:何のスキルも持っていない
フリーターの印象が悪い理由の三つ目は、「何のスキルも持っていないから」です。
フリーターは、時間が経ったら帰れる、嫌だったらすぐ辞めれる、という責任のない立場で働いているので、基本的に重要な仕事は任せてもらえません。
どれだけ優秀なフリーターでも、大事な仕事を任せるのは、会社にとってリスクが高いので、スキルが身に付く仕事は、正社員にどんどん回っていきます。
フリーター歴3年と正社員歴3年では、転職のしやすさが圧倒的に違います。
「フリーター歴3年=3年間もフリーターを続けた怠け者」、「正社員歴3年=3年間で知識やスキルをしっかり身に付けた真面目な人材」という感じです。
同じ3年間でも、どのような立場で働くかによって、人生に与える影響が全然違ってきますね。
フリーターの楽しいところ【フリーターの幸せとは?】
高校や大学を卒業後、就職せずにフリーターになる人や、正社員を数年続けてから、正社員を辞めてフリーターになる人など、フリーターになる人には、それぞれ理由があります。
この人たちは、なぜフリーターを選ぶのでしょうか?
フリーターを選ぶ理由の多くは、主に3つです。
- 夢を叶えるため
- やりたい仕事が見つからない
- ただ何となく
3つの理由の中だと、夢を叶えるためにフリーターになる人は、前向きな印象が持てますね。
やりたい仕事が見つからない人や、何となくフリーターになった人は、現実から逃げているようにも思えてしまいます。
しかし、いろいろなデメリットがあるとはいえ、フリーターには楽しいところもたくさんあります。
フリーターの楽しいところは、こちらの5つです。
- 仕事に責任を求められない
- 時間の自由が大きい
- サービス残業や休日出勤がない
- 嫌な人間関係を我慢しなくていい
- 頑張ったり努力したりする必要がない
フリーターは気楽、無責任、自由、平和、ストレスフリーなどの理由から、フリーターとして生きることは幸せだ、と思っている人も多いようです。
フリーターの末路とは?
20代のうちに、フリーターから正社員に就職しておかないと、30代以降で苦しい生活を強いられるといわれています。
フリーターと正社員の大きな違いは、稼げる給料の額ですね。
どれくらいの収入格差があるのか?
たとえば、生涯年収で考えると、こんな感じです。
- 正社員:2億円程度
- フリーター:5千万円程度
10代20代のうちは、正社員とフリーターの年収差に、大きな開きはありません。
しかし正社員は、スキルや実績に応じて年収が上がったり、社歴や扶養家族、住宅ローンなどによって手当が増えたりするので、30代以降で収入が大きく増えることがあります。
20代前半のフリーターは、同年代の正社員と給料を比較しても、たいして金額が変わらないので、「フリーターでも正社員と同じくらい稼げるじゃん!」と思ってしまいがちです。
しかし、この余裕が命取りになります。
フリーターの最大のデメリットは、給料が上がらないことです。
フリーターは基本的に時給で働いているので、給料を増やすためには、労働時間を増やさなければいけません。
しかし、時間は1日24時間しかありません。
たとえば、1日8時間労働を30日すると、1ヵ月240時間になります。
240時間を時給で働くと、月給は以下のとおりです。
- 240時間×時給1,000円=240,000円
- 240時間×時給1,500円=360,000円
一般的なアルバイトだと、高くても時給1,500円くらいなので、1日8時間労働を30日間休みなしで働いて、稼げるのは月給36万円です。
これが正社員なら、1日8時間労働で、土日祝日休みでも、月給40万円以上を稼ぐことも可能です。
さらに年間賞与が支給される会社も多いので、月給40万円にプラスして、年間100万円の賞与がもらえることもあります。
フリーターで働き続ける限り、自分の身体を動かして時給を稼がなければいけませんが、正社員ならスキルや経験が身に付くので、知恵を活かして成果を出すことで給料を上げていくこともできます。
20代は若さとエネルギーがあるので、体力勝負でお金を稼ぐこともできますが、40代になると体力でカバーするのは限界がきます。
長期的な視点で人生を考えると、フリーターで居続けることはリスクが大きいですね。
できるだけ早く正社員になっておかないと、人生が苦しくなりそうです。
フリーターが惨めな状況から這い上がる方法
20代でフリーターを続けていると、いろいろな場面で惨めな思いをすることがあります。
たとえば、学生時代の同窓会に参加したとき、親戚で集まったとき、合コンに参加したとき、などですね。
20代になると、「何の仕事をしているの?」と質問される機会がめちゃくちゃ多くなります。
この記事を書いている僕も、フリーターだった頃は、「今はフリーターをやっているよ」というとバカにされそうで、「普通の会社員をやっているよ」と嘘をつくこともありました。
フリーターをやっている自分と嘘をついている自分に対して、かなり惨めな思いをした記憶がありますね…。
フリーターは責任がなくて自由ですが、お金がない、社会的信用がない、世間体が悪い、スキルが身に付かない、という社会的に不利な立場なのは間違いないです。
フリーターが惨めな状況から這い上がるためには、できるだけ早く正社員になるしかありません。
しかし、フリーターの方の中には、「こんな自分が本当に就職できるか?」と不安を感じている人も多いと思います。
世の中には、社会人経験のない若手人材を、積極的に採用している会社もあるので、フリーターからでも正社員に就職することはできます。
フリーターが正社員に就職するための最適な方法とは?
就職経験のないフリーターの方が、ひとりで就職活動をしても、企業から内定をもらえない可能性は高いです。
なぜならフリーターの方が就職するためには、それなりの戦略を立てて、就職活動しないといけないからです。
ではフリーターの方は、どのように就職活動を進めていけばいいのか?
フリーターの方におすすめなのは、フリーター就職に特化した就職エージェントを利用して、就職する方法です。
就職エージェントは企業とつながっているので、普通に応募したら書類選考で落とされる企業に対しても、ゴリ押しで面接設定してくれることもあります。
さらに、書類選考に通過しやすい履歴書や職務経歴書を作成してくれたり、企業ごとの面接対策をしてくれたり、フリーターが正社員になるためのサポートを徹底的にやってくれます。
ですから、フリーターの方は自力で就職活動をするのではなく、フリーター就職のプロである就職エージェントを利用するのがおすすめです。
できるだけ早く正社員になった方がいいと思いますが、このままフリーターを続けるか、フリーターから正社員に就職するかは、あなたの自由です。
まとめ
今回のまとめです。
- フリーターの印象が悪い理由は、収入が低い、社会的な信用がない、何のスキルも持っていない。
- フリーターを選ぶ理由は、夢を叶えるため、やりたい仕事が見つからない
- 、ただ何となく。
- フリーターの楽しいところは、仕事に責任を求められない、時間の自由が大きい、サービス残業や休日出勤がない、嫌な人間関係を我慢しなくていい、頑張ったり努力したりする必要がない。
- 正社員の生涯年収は2億円程度、フリーターの生涯年収は5千万円程度。
- できるだけ早く正社員になっておかないと人生が苦しくなる。
- フリーターが惨めな状況から這い上がるためには正社員になるしかない。
- フリーターに特化した就職エージェントを利用するのが1番おすすめ。
「フリーターが良いか?悪いか?」という話は、価値観の問題なので、明確な答えはありません。
しかし、フリーターを続けていると、給料が増えない、社会的信用がない、スキルが身に付かない、正社員に就職しにくくなる、というのは事実です。
そのため、自分の将来を考えたときに、どんな人生にしたいかを決めることが重要です。
30代、40代、50代の人生設計を考えたうえで、このままフリータを続けていくのか、正社員に就職するのかを決めてください。
どちらの道を選ぶかは、あなたの自由です。
