「フリーターってどんな人のこと?」
この疑問に答えます。
結論から言うと、フリーターの定義は、厚生労働省によって、以下のように定められています。
年齢:15歳~34歳まで
状態:現在就業中のアルバイトまたはパート雇用者。男性は継続就業年数1~5年未満、女性は未婚で仕事を主としている。現在無業の場合は家事や通学をしておらず、アルバイトやパートの仕事を希望している、
つまり、フリーターとは、「仕事を主とする34歳までの男女で、現在アルバイトやパート雇用されている人、または雇用を希望している人」を指します。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
今回は僕の体験談をもとに、「フリーターとは何者か?」について解説していきたいと思います。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
フリーターとは?【定義・年齢・人口・ニートとの違い】
「フリーターとはどんな人?」と聞かれると、明確な答えに困りますよね。
一般的には、フリーターに対して、ネガティブな印象を持っている人が多いです。
しかし、フリーターは時間の自由があるので、バンド活動など自分がやりたいことを優先して、フリーターになる方も増えています。
また、未経験では正社員採用が難しい職種の場合は、まずはアルバイトとして入社して、その後の正社員登用を目指す人もいます。
このような目標を持っている人が存在する一方で、ただ何となくでフリーターになってしまった人も多いです。
フリーターの良い面と悪い面を確認した上で、自分に合う働き方を選ぶことが、あなたにとって最適な選択になります。
ここからは、フリーターについてを詳しく解説していきます。
フリーターの人口
そもそもフリーターの人口は、どれくらいの人数がいるのでしょうか?
2018年の「総務省統計局の調査結果」によると、フリーターの人数は152万人だといわれています。
ここでいうフリーターとは、年齢が15~34歳までの人たちです。
年々フリーターの人口は減少傾向にありますが、それでも150万人以上のフリーターが存在するのです。
最近ではフリーターの高齢化が進み、25~34歳のフリーター人口が、15~24歳のフリーター人口を上回っています。
30代のフリーターが、普通になってきているのですね。
フリーターとニートの違い
日本には、フリーターの高齢化に加えて、ニートの増加という問題があります。
フリーターとニートは、何が違うのでしょうか?
フリーターにもニートにもそれぞれの定義があります。
厚生労働省によるフリーターの定義は「仕事を主とする15~34歳までの男女で、現在アルバイトやパート雇用されている人、または雇用を希望している人」です。
しかし実際には、安定した仕事に就いていない人のことを、フリーターと呼ぶことが多いです。
ちなみに、フリーターという言葉は、1986年に登場した「フリーアルバイター」という造語をもとにつくられました。
厚生労働省によるニートの定義は、「15~34歳までの男女で、学校を卒業または終了して未婚の人、かつ家事や通学を行っていない人」です。
しかし実際には、仕事をしていない人のことを、ニートと呼ぶことが多いです。
世間的にはフリーターもニートも同じような立場で扱われます。
アルバイトをしているかどうかは関係なく、正社員として働いていなければ、「定職に就かずにフラフラしている若者」というレッテルを張られます。
正社員への就職という観点で考えると、ニートよりもフリーターの方が、若干有利になる場合が多いです。
フリーターの年齢は何歳まで許される?
まずは、フリーターの年齢を考えていきましょう。
厚生労働省が定めるフリーターの定義によれば、フリーターの年齢は「15歳~34歳まで」となっています。
定義による年齢は34歳までかもしれませんが、正社員への就職を考えると、フリーターは「28歳まで」が限界ですね。
「フリーターは何歳まで許される?」という疑問をもつ人は多いですが、この答えは「28歳まで」です。
なぜなら28歳を過ぎると、未経験から応募できる求人数が少なくなり、内定率も一気に低くなるからです。
たとえば、キャリアアドバイザーの僕が紹介できる、名古屋エリアの求人数を年齢別にみると、こんな感じです。
- 18歳:23件
- 19歳:25件
- 20歳:72件
- 21歳:85件
- 22歳:111件
- 23歳:126件
- 24歳:136件
- 25歳:159件
- 26歳:156件
- 27歳:156件
- 28歳:155件
- 29歳:155件
- 30歳:147件
- 31歳:137件
- 32歳:137件
- 33歳:133件
- 34歳:131件
いかがでしょうか?
28歳前後を基準に、応募可能な求人数が減っていくのがわかりますよね。
20代後半から就活するデメリットは、求人数が少なくなることだけでなく、選考通過率が低くなることも挙げられます。
20代前半の人材は、思考が柔軟なので、入社後の教育がしやすいです。
しかし、20代後半の人材は、「思考が固くて、フットワークが重い」というイメージがあるので、入社後の教育が大変そうだと判断され、不採用になりやすいです。
フリーターから正社員に就職するためには、できるだけ早く就活を始めた方がいいです。
フリーターの方は、初めて就活する人も多いので、ひとりで就活を始めるよりも、就職エージェントを利用して、キャリアアドバイザーに就活を手伝ってもらうのがおすすめです。
就職エージェントでは、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策から自己分析まで、正社員になるための手厚いサポートが受けられます。
フリーターから正社員に就職したい方は、とりあえず就職エージェントに登録してみてはいかがでしょうか?
就職エージェントは完全に無料で利用できるので、何もデメリットはありません。
この記事のまとめ
今回の内容のまとめです。
- フリーターの定義の年齢は15歳~34歳まで
- フリーターの正社員就職は28歳までが限界
- フリーターの人口は150万人以上いる
- フリーターの高齢化が進んでいる
- フリーターもニートも同じ立場で扱われる
- フリーターが就職するなら就職エージェントに登録すべき
- フリーターはとにかく若いうちに就活を始めるべき
