- 営業ってきつい仕事なの?
- 営業って何がストレスになるの?
- 営業職のリアルを教えてほしい
このような疑問に答えます。
営業から転職する人の多くは、上司からの監視によるストレスが原因で、営業職を辞めていきます。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
会社によって、営業職のストレスは様々ですが、特に上司の監視がきついのは「新規開拓の営業」ですね。
今回は僕が過去に面談した、元営業の24歳女性・Nさんの体験談をもとに、「営業職のリアルと転職理由」について解説していきます。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
営業はきつい!精神が崩壊する前に辞めた!【24歳女性の体験談】
営業職には、「新規開拓営業」と「ルート営業」の2種類があります。
新規開拓営業は、文字通りゼロからお客様を開拓する営業です。
基本的には断れることが多いので、メンタルが弱い人にはきついですが、自分の実力次第で結果が出るので、スピード昇給やスピード出世ができるというメリットがあります。
ルート営業は、すでに取引のある既存客に対して、定期的に連絡し、定期的に受注を獲得する営業です。
基本的に決まったお客様から決まった商品を買ってもらうので、精神的なストレスはほとんどありませんが、社内は年功序列なので、昇給や昇格には時間がかかります。
このように営業職は、どのような営業スタイルかによって、メリットとデメリットが異なります。
Nさんの場合は、POSレジやホームページなどの商材を扱う、新規開拓営業でした。
Nさんが営業から転職を決意した理由は、上司からの監視がきつかったからです。
営業の退職理由は上司からの強烈な監視がきついから
Nさんが勤めていた会社は、新規開拓営業によって、中小零細の店舗にPOSレジやホームページを販売することで、利益をあげていました。
この会社の営業の仕事は、主に「テレアポ」と「客先での商談」です。
テレアポの業務は、会社からコールリストが渡され、朝から晩までひたすら電話をし続けるという内容です。
Nさんは、1日に約250件の電話をかけていたそうで、「1時間に何件の電話をかける」というのが、上司から徹底的に管理されていました。
業務中に自由になれる時間はほとんどなく、ロボットのようにひたすら電話をかけていたそうです。
テレアポの後は、客先での商談になります。
テレアポによって、訪問のアポイントが取れた店舗に出向き、営業資料を持って店舗経営者にホームページを提案します。
基本的には即決営業なので、商談当日に契約するかしないかを判断してもらい、その場で契約書を回収するというスタイルです。
商談に出ると、社内で電話をかけているより、少しだけ監視が弱まりますが、基本的にはフル稼働で商談予定を組まれます。
このような時間的な拘束と、自由が許されない監視によって、多くの営業が会社を辞めていくのです。
成果が出せない営業はサポートにまわされる
営業の中には、成果は出せないけど、粘り強く会社に残る社員もいます。
このような社員は、営業からサポート担当などに、まわされることが多いです。
Nさんの場合も、新規開拓営業では、成果が出せませんでした。
ちなみに、Nさんが入社後に残せた成果は、1年で商談のアポイントが10件、そのうち契約につながった商談が2件だけです。
会社としては採算が合わないということで、Nさんは営業からサポート担当に異動になりました。
しかし、サポート担当とは名前だけで、売上目標がしっかり設定されていました。
Nさんの業務は、既存顧客をサポートしながら、他の商品を販売して会社の売上をつくることです。
新規開拓営業をやっていた時よりは、上司からの圧力は減ったものの、相変わらず監視はされていました。
新規開拓が主軸の営業会社は監視と急かすことで営業を退職に追い込む
既存顧客への電話のかけ先は限られているため、新規開拓の電話のように毎日250件かけるということはできません。
Nさんが勤めていた会社には、約1000社の取引先しかありませんでした。
この取引先に対して、毎日250件の電話をしていたら、4日で一周してしまいます。
会社のメイン事業が新規開拓営業の場合、既存顧客への営業スタイルが確立されていない場合が多いです。
そのため、Nさんの上司も、既存顧客への営業方法が、わからなかったのだと思います。
どのようなアドバイスをすればいいかわからないけど、上司の上司から詰められるので、Nさんの上司は仕方なく、「時間があるなら電話しろ!」言い続けていたのですね。
具体的な方法は教えてもらえないのに、ただ急かされるという雰囲気に耐えられず、Nさんは営業を辞める決意をしました。
新規開拓の即決営業を主軸に、ビジネスをまわしている営業会社には、Nさんと同じような理由で退職する人が多いです。
まとめ
今回のまとめです。
- 新規開拓営業とルート営業ではメリット・デメリットが違う
- 新規開拓営業の退職理由は上司からの強烈な監視がきついから
- 成果が出せない営業はサポートにまわされる
- 営業会社はサポートにまわっても売上目標が設定される
- 新規開拓が主軸の営業会社は監視と急かすことで営業を退職に追い込む
