
「販売職から営業職に転職したい…」
このような悩みを抱える販売職の方に向けて、この記事を書いています。
販売職はやりがいのある仕事ですが、仕事に見合った給料がもらえないなど、将来に対する不安が大きくなり、20代半ばくらいで転職を考え始める人が多くなります。
「年収を上げる=営業職」というイメージがありますので、販売職から営業職へのキャリアチェンジを希望する人も多いです。
でも、販売職の経験しかないと、どうやって営業職に転職すればいいのかわからないですよね?
結論からいうと、販売職から営業職に転職したいなら、転職エージェントを利用するのがおすすめです。

記事を書いている僕は25歳まで年収250万円のアパレル店員でした。その後、大手上場企業の営業職に転職して年収600万円になり人生が変わりました。現在は20代30代のアパレル社員の方向けに転職に役に立つ情報を発信しています。
三流大学出身の凡人の僕でも、営業職に転職できたのですから、あなたにもできると思います。
この記事では「販売職から営業職に転職する方法」から「営業職に転職するメリット」までを解説しています。
この記事を読めば、販売職から営業職に転職する自分の姿が、具体的にイメージできるようになると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。

この記事の目次
販売職から営業職に転職する方法【上場グループに入れた僕の実体験】
華やかな世界に憧れて、販売職を選んだ方は多いと思います。
たしかに、おしゃれな洋服を着て働けたり、気の合うスタッフと働けたり、常連のお客様と楽しく話せたりなど、販売職の仕事には多くのやりがいがあります。
でも、給料や将来のことを考えると、どうしても不安になりますよね…。
僕は販売職時代に店長を3年ほどやっていましたが、年収は300万円程度でした。
20代で年収300万円なら妥当じゃないかと思う方もいるかもしれませんが、僕は店長だったので休みがほとんどなく、平均で月2~3日しか休日がありませんでした。
これだと、年間休日30日くらいですね…。
さらに全国に店舗のあるショップだったので、転勤が頻繁にあり、在籍期間5年の間に北海道・福井・静岡・岐阜・愛知・三重・奈良・神戸・福岡・鹿児島・沖縄という日本各地を転々としていました。
いま振り返ると、なかなかハードな労働環境ではありましたが、僕は販売職の仕事が好きだったので、当時はそこまで気になりませんでした。
しかし、26歳になり30代が目前になったタイミングで、「俺の人生このままで大丈夫か…」と強く思うようになりました。
販売職を離れようと思った理由は、年収の低さもあるのですが、それよりも本部に戻れないことが大きかったです。
もともと僕は、将来的にバイヤーや商品企画の仕事に携わりたいと思って、販売職の仕事をしていたので、その道が閉ざされた瞬間に、これ以上販売職を続ける理由はないと判断しました。
どのアパレル企業も、販売職の人数は多いけど、商品企画やバイヤーの枠は限られています。
ですから僕が本社に戻らなかったのも、仕方ないことです。
転職を決意してからは、販売職で身に付けたコミュニケーション能力が活かせることと、土日休みの固定休がとれることの2点に転職の目的を絞りました。
その結果、法人営業という職種にたどり着きました。
ここからは僕の実体験をもとに、販売職から法人営業に転職するためのポイントを解説していきます。
販売職から営業職に転職するときの心構え【好印象な転職理由とは?】
販売職から営業職に転職するためには、なぜ営業職に転職したいのか?を明確にしておく必要があります。
販売職と営業職では、業務内容が大きく異なるので、横展開できる業務経験は正直少ないです…。
そのため、営業職に挑戦したい熱意や人生を変えたい想いなど、ハートの部分で勝負しなければいけません。
「絶対に法人営業がやりたい!」
「営業になって人間として大きく成長したい!」
「御社の理念に共感したので一緒に働きたい!」
こんな感じですね。
販売職から営業職に転職する理由については、前職のことは絶対に否定せず、ポジティブな理由での転職という印象を持ってもらうことが重要です。
「給料が安いから」「休みが少ないから」「転勤が多いから」というようなネガティブ要素は排除しましょう。
「もっと稼ぎたい」「人間として成長したい」「市場価値を高めたい」というようなポジティブな理由だと好印象になります。
販売職から営業職に転職するときの心構えで大事なことは、ここからキャリアを再スタートさせたい!という情熱だと思います。
販売職の経験で評価されるポイント
販売職の仕事は、給料が安くて市場価値も低い、というネガティブなイメージを持たれがちですが、転職市場で評価されるポイントもあります。
なんといっても「コミュニケーション能力」ですね。
僕は三流大学出身ですし、自慢じゃないですが、そこまで賢くありません。
学生時代の成績は、常に学年で中の下くらいだったので、胸を張って自分は凡人だといえます。
でもこんな凡人の僕が、上場グループの法人営業に転職できたわけですから、世の中わからないものです。
僕が企業の選考で、評価されたポイントはコミュニケーション能力だけです。
ちなみに、これは入社後に採用担当にも確認しましたから、紛れもない事実です。
販売職は毎日何十人、何百人というお客様を接客するので、嫌でもコミュニケーションスキルが身につきます。
また僕は店長をやっていたので、スタッフのモチベーションを管理して、チームで売上目標を達成してきた経験も評価されました。
販売職から営業職にキャリアチェンジしたい方は、以下の内容をしっかり説明できるように、まとめておくのがおすすめです。
- お客様への接客・商品提案
- 売上目標を追いかけてきた経験
- スタッフのモチベーション管理
履歴書・職務経歴書・面接では、こちらの内容を中心にアピールしていきましょう。
僕が実際に選考でアピールしたのは、「販売職を5年やってたからコミュ力あるよ!」という点と「法人営業として人生を再スタートしたいんです!」という2点だけですね。
販売職から営業職に転職して得られるものとは?
僕は26歳のときに販売職から営業職に転職しましたが、営業職に転職して得られたものは、かなりたくさんあります。
たとえば給料や待遇面でいくと、以下のとおりですね。
- 年収が600万円になった
- 土日休みになった
- 規則正しい生活ができるようになった
- 資格支援制度を利用して国家資格を取得した
- 充実の福利厚生の恩恵を受けている
- 将来に対する不安が解消された
- 間違いなく市場価値は上がった
そのほかのスキルやメンタル面でいくと、以下のとおりです。
- 法人相手のビジネスマナー
- ビジネスシーンでの電話やメールの仕方
- パソコンが使えるようになった
- 広い視野で考えられるようになった
- 大企業の幹部たちと接点を持てた
- 大企業相手の接待のコツを身につけた
- 小さいことにビクビクしなくなった
このように販売職から営業職に転職することで、給料や休日などの労働環境は大幅に改善されます。
しかし、それ以上に大きなメリットは、スキルやメンタル面の強化によって、自分の市場価値が高まることですね。
営業職を経験したおかげで、「もう俺はどこでもやっていける!」という自信を持つことができるようになりました。
営業の仕事は、「お客様の課題を発見して、それを解決するために商品やサービスを提案する」という非常にシンプルなものです。
一度この営業スキルを身につけてしまえば、業界や会社が変わっても、そのまま横展開できるので、一生仕事に困らないと思いますね。
販売職から営業職になりたいなら転職エージェントをしよう!
販売職から営業職になりたいと思っても、何から始めたらいいかわからないという方も多いと思います。
実際に僕も販売職を辞めた後は、どうやって転職すればいいか知らなかったので、ハローワークに行ったり、転職サイトに登録したりしていました。
でも、転職市場には何万件もの求人情報が出ているので、ここから自分に合った求人を見つけるのは無理だ…となってしまいました。
そんなときに、たまたま「転職エージェント」というサービスがあることを知って、物は試しだと思って、とりあえず登録してみたんです。
転職エージェントに登録すると、まず担当のキャリアアドバイザーが、面談でカウンセリングをしてくれます。
もともと人と話すことが好きだった僕には、これが結構合っていました。
ひとりで黙々と何かをやることは苦手なので、誰かに相談しながら転職活動を進めていけることが、僕にとても合っていました。
僕は担当のキャリアアドバイザーに、「コミュニケーション能力を活かせる仕事で、土日休みの法人営業に転職したい」という注文をしただけです。
そのあとは、キャリアアドバイザーがメールで求人情報をどんどん送ってきてくれたので、僕は興味のある求人に応募していくだけでよかったです。
そんな中で、たまたま上場グループの法人営業の求人が見つかり、運よく僕はその会社に入社することができました。
転職活動の期間は、だいたい2〜3ヶ月くらいでしたね。
転職して数年経った今でも、なぜ僕がこんな優良企業で働けているのか不思議に思うことがあります。
あなたも販売職から営業職に転職したいなら、転職エージェントに一度相談してみましょう。

まとめ
今回のまとめです。
- 販売職からでも営業職に転職できる
- 奇跡的に上場グループに入れることもある
- 販売職から営業職に転職するときは心構えが大事
- 販売職から転職するときは好印象な転職理由にしよう
- 販売職の経験で評価されるのはコミュニケーション能力
- 販売職から営業職に転職して得られるものは多すぎる
- 販売職から営業職になりたいなら転職エージェントをしよう!
今回は僕の実体験をもとに、販売職から営業職に転職する方法を解説しました。
どこにでもいる凡人の僕でも、営業職に転職できたわけですから、あなたも営業職になれるはずです。
このまま販売職を続けるのは不安…という方は、ぜひ営業職に挑戦しましょう。
販売職も素敵な仕事ですが、販売職と営業職の両方を経験しての感想は、営業職の方が得られるものが大きい、ということです。
ちょっと抽象的で申し訳ないですが、「どこでもやっていける気がする!」「何でもできそうな気がする!」「一生仕事に困らない気がする!」という自信を持てたのは、営業職を経験したからです。
そのまま販売職を続けていても、あなたの人生は何も変わりません。
人生を変えたいなら、今すぐに行動しておきましょう。