「アパレル正社員の給料はいくら?」
「アパレルの給料が安いってホント?」
「アパレルの仕事は稼げないの?」
このような疑問に答えます。
アパレルの仕事に興味があっても、実際に給料がいくら稼げるのか気になりますよね。
結論からいうと、アパレルの正社員の給料は「年収200万円〜300万円」ぐらいが平均ですね。
アパレル社員の給料は、どの職種で働くかによって異なりますが、平均でいうと年収250万円前後という感じです。

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、WEB制作会社の営業職に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
この記事では、僕の実体験をもとに「アパレルの正社員の給料」について解説しています。
この記事を読めば、アパレルの正社員が実際にいくら稼げるかを理解した上で、アパレルに就職するべきかどうかを判断できます。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。

この記事の目次
アパレルの正社員の給料はいくら?元アパレルの僕がぶっちゃけます!
「アパレルの正社員の給料っていくらなの?」
アパレルの仕事に興味を持っている方の多くが、このような疑問を抱くことでしょう。
アパレル業界はお洒落でキラキラして見えるので、ファッションが好きな若者がたくさん集まります。
アパレル企業に入社する人の志望動機は、次のとおりです。
- ファッションが好きだから
- 好きなことを仕事にしたかった
- アパレルショップでバイトしていたから
- 将来自分のブランドを作りたかった
- スーツを着て働きたくなかった
- 普通のサラリーマンになりたくなかった
このような感じで、ファッションが好きで、普通のサラリーマンになりたくない人が多いですね。
実際に僕が働いていたアパレル企業では、スーツを着る機会は年に1回あるかどうかで、服装も髪型も自由でした。
そのため通勤の格好だけを見ると、学生なのか社会人なのか、ほとんど見分けが付かない状態だったと思います。
確かに「好きなことを仕事にする」のは楽しいのですが、3年、5年と月日が経つにつれて、自分の年収の低さやスキルの身についてなさに、危機感を覚えるようになるんです…。
僕はアパレル3年目の時に、年収280万円しか稼げておらず、このままだと将来ヤバいと思って、異業種への転職を決意しました。
アパレル正社員だった僕の給料は年収280万円でした
僕は大学を卒業後、某アパレル企業に新卒で入社し、本社で商品企画(マーチャンダイザー)の仕事をしていました。
商品企画の仕事は、アパレル業界では「川中」と呼ばれており、アパレル全体でみると希少価値の高い職種です。
ちなみに、アパレル業界は「川上・川中・川下」と分類されており、それぞれの業務内容は次のとおりです。
- 川上:繊維素材の製造をする仕事
- 川中:商品づくりをする仕事
- 川下:店頭で商品を販売する仕事
ファッションが好きな人の多くは、川中の仕事に憧れて、アパレル業界に入社します。
しかし「川下→川中→川上」という順番で、募集人数が少なくなっていくため、アパレル業界で働くほとんどの人は、川下に留まることになります。
アパレル業界の給料に関しては、川下→川中→川上の順番に年収が高くなっていきます。
多くの人が、川下で経験を積んでから川中に上がっていくのですが、僕の場合は、たまたま数年に1名の商品企画の席が空き、ラッキーで川中の商品企画のポジションで入社できました。
自分がやりたかった仕事だったので、仕事自体は楽しかったのですが、3年経っても年収280万円しかもらえない状況と、同職種の8年先輩の年収も自分と大差ない状況に疑問を感じて、将来に対する不安が増大していきました。
僕が働いていた某アパレル企業では、川下のショップ店員の給料はさらに年収が低かったので、彼らよりはマシな給料をもらっていましたが、社内という狭い世界で比較してもあまり意味がありません。
社会全体で見れば、「25歳で年収280万円」というのは、結構な低収入です。
アパレルで年収400万円以上稼ぐのは無理ゲーです
「アパレルで年収400万円稼ぎたい!」と考えている人もいると思います。
結論をいうと、アパレルで年収400万円以上を稼ぐのは、無理ゲーだと思ったほうがいいですね。
アパレル業界で働くと、好きなことを仕事にできたり、自己顕示欲が満たされたり、やりがいをモチベーションに働けたりします。
しかし、お金を稼ぐことは、めちゃくちゃ難しいです。
はっきり言って、お金を稼ぎたい意欲が強い人は、アパレル業界を選ぶべきではありません。
アパレル業界そのものが、従業員がお金を稼ぎにくい構造になっているからです。
僕が勤めていた某アパレル企業の年収例は、次のとおりです。
- 入社3年目・商品企画・25歳男性:年収280万円
- 入社5年目・商品企画・27歳女性:年収295万円
- 入社8年目・商品企画:30歳男性:年収310万円
- 入社3年目・ショップ店員・21歳女性:年収200万円
- 入社5年目・ショップ店員・27歳女性:年収280万円
20代で年収400万円稼げていれば、そこそこの年収をもらっている状態だと思いますが、上記のとおりアパレル業界だと、20代で年収400万円は全く見えません。
もし20代で年収400万円以上を稼ぎたいと思うなら、アパレル以外の業種を選ぶべきです。
アパレルの給料が低い理由は従業員の生産性が低いからです。
なぜアパレルの給料は低いのか?
アパレル業界の給料が低い理由は、アパレル業界で働く従業員の生産性が低いからです。
生産性とは「従業員1人あたりが、会社にどれだけの利益を生み出せるか?」を表す指標です。
ここで、あなたも想像してみてください。
1枚5000円のTシャツを販売するアパレルショップと、1台5000万円の精密機器を販売する製造メーカーとでは、どちらが儲かりやすいと思いますか?
普通に考えて、後者の製造メーカーの方が儲かりそうですよね?
極端にいうと、これがアパレル業界の給料が低い理由なのです。
商品単価が低い→商品の利益額が低い→会社に大きな利益が生まれない→従業員の給料に還元できない→給料が低くなってしまう
こんなイメージですね。
ですから、給料が第一優先なら、従業員への給与還元率の高い業界を選ぶ必要があるのです。
残念ながら、アパレル業界の給与還元率は低いです。
アパレル社員が底辺から抜け出す方法とは?
ここまで、アパレル正社員の給料の実態や、アパレル業界の給料が低い理由についてお伝えしてきました。
とはいえ、アパレル業界への憧れを、断ち切れない方も多いと思います。
そのような方は、低収入になることを覚悟で、アパレル業界に挑戦してみれば良いと思います。
長い人生において、アパレル社員の経験が無駄になるわけではないので、やってみたいと思うなら、とりあえずやってみるべきです。
ただし、期間限定でやるのがおすすめです。
僕の感覚でいうと、遅くても「28歳まで」には、アパレルから異業種に転職した方がいいですね。
実際に転職活動を始めてみるとわかりますが、ぶっちゃけ28歳を過ぎると、未経験者を採用してくれる企業が一気に少なくなります。
ですから、転職は「26歳前後」で行動しておくのがベストです。
アパレル業界を経験すると、仕事でコミュニケーション能力が身についていますので、これが転職市場では武器になります。
僕の個人的な意見としては、アパレルから転職するなら「WEB業界の営業職」がおすすめです。
なぜなら僕自身が、アパレル社員からWEB業界の営業職に転職して、年収280万円から年収500万円稼げるようになりましたし、WEB関連の知識やスキルが身についたことによって、自分個人でやれることも増えました。
営業スキルとWEB系のスキルを身につけておけば、副業もしやすいですし、転職もしやすくなるので、経験しておいて損はないと思いますよ。
さて、あなたはどのような未来を手に入れますか?
【まとめ】アパレルの正社員の給料はいくら?
この記事の内容をまとめておきます。
- アパレルの正社員の給料は年収250万円前後
- アパレル3年目の僕の年収は280万円だった
- 川下よりも川中の方が給料は稼げる
- アパレルで年収400万円以上稼ぐのは無理ゲー
- アパレルの給料が低い理由は従業員の生産性が低いから
- アパレルから転職するならWEB業界の営業がおすすめ
今回は僕の実体験を踏まえて、アパレルの正社員の給料のリアルをお伝えしました。
僕自身は、アパレルの仕事自体は好きで、不満はありませんでしたが、将来のキャリアプランを考えると限界を感じて、結果的には転職しました。
とはいえ、アパレル業界で身に付けたコミュニケーション能力は、退職して何年も経った今でも仕事で活きています。
でも、アパレル業界で商品企画を経験した3年間と、WEB業界で営業職を経験した3年間を比べると、圧倒的に後者の方が成長できました。
人生における価値観は人それぞれですが、これから先に何が起こるかわからないので、今のうちに個人の知識やスキルを高めておかないと、時代の変化に対応できなくなります。
あなたが今日、どのような行動をするかで、人生は大きく変わりますよ。
