「アパレル就職のメリットとデメリットが知りたい」
このような方に向けて記事を書いています。
これからアパレルに就職しようか迷っている方は、アパレルに就職した後に、自分がどうなるのか気になりますよね。
アパレルで働いた経験がないと、未知の世界でなかなか想像できないと思います。
結論から言うと、アパレル就職のメリットとデメリットは次のとおりです。
- メリット:コミュニケーション能力が身につく
- デメリット:年収とキャリアに限界がある

記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、WEB制作会社の営業職に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
この記事では、実際にアパレルで働いていた僕が「アパレル就職のメリットとデメリット」について解説しています。
この記事を読めば、アパレル未経験の方でも、アパレル現場のリアルな事情をイメージできるようになります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。

この記事の目次
アパレル就職のメリットとデメリットを解説します【体験談あり】
「アパレルに就職したい」と考えている、10代20代の若者は多いです。
でもアパレルで働いたことがないと、なかなかアパレル就職の実態がイメージできませんよね?
若者がアパレル就職を選ぶ理由の多くは、次のとおりです。
「なんとなくオシャレだから」
「アパレル業界はカッコイイから」
「ファッションが好きだから」
ぶっちゃけ、このような就職理由はちょっと浅いです。
まぁ若いうちは、感覚だけで仕事を選ぶのもアリだとは思いますが、ぶっちゃけアパレルで働くのは「期間限定」にした方がいいですね。
なぜならアパレル社員は、収入やキャリアの問題で退職する人がほとんどだからです。
とはいえ、アパレルで働いた経験が、無駄になるわけではありませんので、アパレル就職で得られるメリットを、将来どのように活かすかを計画しておくことが大事です。
ここからは具体的に、アパレル就職のメリットとデメリットをみていきましょう。
アパレル就職のメリットはコミュニケーション能力が身につくこと
アパレル就職のメリットは「コミュニケーション能力が身につくこと」です。
たとえば、アパレル店員の場合、お客様と会話をして、お客様の要望や特性を把握し、それに合った商品やコーディネートを提案しますよね。
アパレル店員はこの業務の中で、ヒアリングする力と提案する力を習得することができます。
毎日、何十人、何百人のお客様を接客していく中で、「売り込みすぎるとお客様が離れていくこと」「お客様が気づいていない悩みを発見すると買ってもらいやすくなること」「どのタイミングで商品を提案すると受け入れてもらいやすいか」などを実際の現場で、失敗をくり返しながら学んでいきます。
アパレル店員以外の仕事だと、1日に何十人の人と会話をする機会なんて、ほとんどありません。
たとえば、1日に100名のお客様を接客していたら、1ヶ月で3,000名、1年で36,000人、3年で108,000名になります。
人生の中で「10万人以上の人と会話した経験がある」というのは、めちゃくちゃ貴重なことです。
というわけで、アパレル就職の最大のメリットは、嫌でもコミュニケーション能力が身につく点、ですね。
アパレル就職のデメリットは年収とキャリアに限界があること
アパレル就職のデメリットは「年収とキャリアに限界があること」です。
このデメリットは、アパレルに就職してから1年〜2年の間には、あまり実感しないと思います。
最初の2年くらいは、アパレルに就職できた喜びと、目の前の仕事を覚える大変さで、将来のことなんて考える余裕はありません。
この時期はむしろ、仕事が楽しくて仕方ないと思います。
仕事をしていく中で、アパレルの知識がどんどん身に付きますし、失敗をくり返しながら販売スキルも向上していきますからね。
しかし、アパレルに就職してから3年経つと、仕事にも慣れてきて、将来のことを考える余裕が出てきます。
このタイミングで多くのアパレル社員は、アパレル業界で働き続ける現実を目の当たりにするのです。
「異業種で働く同世代と比べて自分の年収が低いこと」や「店長より上のポジションが空いてないからキャリアに限界があること」を痛感します。
でもこのタイミングで行動すれば、「若くてコミュニケーションスキルが身についている人材」ということで、転職市場でも高い評価を得やすいので、年収アップやキャリアアップを求めて転職しても、成功する可能性は高いです。
アパレル社員を30歳まで続けると異業種への転職が難しくなる
アパレル社員に限界を感じながらも、なかなか行動できずに、そのままアパレル業界に残ってしまう人もいます。
これは、かなりリスクが高いです。
世の中的には「同じ職場で長く勤めている人は偉い」みたいな風潮もあります。
しかし、ぶっちゃけアパレル社員を長く続けても、そこまで市場価値は上がりません。
アパレル社員で働くメリットは、コミュニケーションスキルが身につくことです。
でも問題は、コミュニケーションスキルのレベルが、勤務年数に比例して上がらないという点です。
どういうことかというと、3年目のアパレル社員と10年目のアパレル社員の能力を比べても、そこまで大差がないということです。
むしろアパレル店員の場合、若くて元気のある方が、お客様ウケが良いこともあるので、3年目のアパレル社員の方が好成績を残す場合もあります。
このように何の目的もなく、ずっと同じ仕事を続けていると、知らない間に居場所がなくなる、というリスクがあるのです。
アパレルから異業種に転職するなら「30歳までに」行動するべきです。
30歳以上になると、未経験から転職できる仕事がめちゃくちゃ少なくなるので、将来のキャリアの選択肢が狭くなってしまいます。
転職のしやすさから考えると、異業種に転職する理想の年齢は「25歳前後」です。
アパレルから転職して年収アップしたいならIT業界の営業がおすすめ!
アパレルから転職して、年収アップやキャリアアップを実現したいなら、IT業界の営業職がおすすめです。
僕自身が25歳の時にアパレル企業を辞めて、その後IT業界の営業職に転職していますが、転職後に得られたものは次のとおりです。
- 年収280万円から年収500万円になった
- 100万円以上の商品を販売できる営業スキルが身についた
- IT業界→コンサル業界→広告業界→人材業界と移動できるほどスキルが身についた
- 会社員をしながら自分でもビジネスをできるようになった
こんな感じで、アパレル時代と比べると、思考の幅が圧倒的に広がりました。
思考が変わると行動も変わるので、転職後は理想的な人生を歩めていると思います。
もし25歳の時にアパレルを辞めていなかったら…と思うと、ちょっと怖いですね。
いずれにせよ、アパレルで働いた経験は、絶対に無駄にはなりません。
大事なのは「アパレルで身につけたスキルをどの場所で発揮するか?」です。
これからアパレルに就職したいと考えている人は、25歳前後で転職するという未来を前提に、アパレルの仕事を選びましょう。
もし「それだったら最初からIT業界の営業に就職したい!」と思う人は、IT業界に就職するために今すぐ行動しましょう。
あなたは、どちらの道を選びますか?
【まとめ】アパレル就職のメリットとデメリットとは?
この記事のまとめです。
- アパレル就職のメリットはコミュニケーション能力が身につくこと
- アパレル就職のデメリットは年収とキャリアに限界があること
- アパレル社員の辞めどきは「25歳前後」がベスト
- アパレル社員を30歳まで続けると異業種への転職が難しくなる
- アパレルから転職して年収アップしたいならIT業界の営業がおすすめ
今回は僕の経験をもとに「アパレル就職のメリットとデメリット」を紹介しました。
僕はアパレルの仕事を否定しているわけではないので、アパレル業界に興味がある人は、ぜひチャレンジするべきだと思います。
人生の時間は限りがあるので、興味があるのに挑戦しないと、ずっと後悔が付きまといます。
それだったら、期間限定でアパレル業界を楽しむのがいい、と思います。
忘れてはいけないのが、「25歳前後で異業種に転職する前提」でアパレル就職することです。
この記事を読んで、アパレル業界への興味が、アパレル業界への不安より強いのなら、迷わずアパレル業界に就職するべきです。
もしアパレル業界の不安が大きいなら、アパレル業界には就職せず、最初から将来の年収やキャリアを意識した就職先を選ぶべきです。
進むべき道が決まったら、今すぐに行動しましょう。
