大卒フリーター メリット デメリット

『大卒フリーターのメリットが知りたい…』
『大卒フリーターのデメリットが知りたい…』
『大卒フリーターから正社員になれるのかな…』

このような方向けの記事です。

大卒の方の中には、さまざまな理由でフリーターになる方もいますよね。

夢を追いかけて正社員にならなかった人や、就活に失敗して仕方なくフリーターになった人など。

とはいえ、大卒フリーターのメリットやデメリットを理解せずに、正社員に就職しない道を選ぶ方も多いです。

世の中的には『大卒フリーターの末路はやばい』という意見や『大卒フリーターでも大丈夫でしょ』という意見があり、実際のところはどうなのか気になりますよね。

ドフラ
こんにちは。26歳までフリーターだった、ドフラです。

記事を書いている僕は26歳まで年収190万円のフリーターでした。その後、IT企業に就職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。

ということで今回は『大卒フリーターのメリットとデメリット』から『大卒フリーターにおすすめの就活方法』までを解説していきます。

この記事を読めば、大卒フリーターの実態が理解できるので、今後フリーターを続けるか正社員に就職するかの判断ができるはずです。

それでは、さっそく見ていきましょう~。

『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

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大卒フリーターのメリットとデメリットは?

世の中的には『大卒フリーターはやばい』『大卒フリーターはクズだ』というネガティブな情報が多いです。

ここでは改めて、大卒フリータのメリットとデメリットを確認しておきましょう。

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大卒フリーターのメリット

まずは、大卒フリーターのメリットを見ていきますね。

自由な時間に働ける

大卒フリーターのメリットは『自由な時間に働ける』という点です。

大卒の正社員は毎日決まった時間に出勤して、定時後に残業をすることが当たり前です。

ぶっちゃけ正社員だと、定時で帰れることはほぼ無いですね。

そのいっぽうで大卒フリーターは勤務時間がシフトで管理されているので、自分の好きな時間を選んで働くことができます。

またシフト制なので残業が発生することはありませんし、自ら残業すれば働いた時間分の給料が発生します。

職場を変えやすい

大卒フリーターのメリットは『職場を変えやすい』という点です。

アルバイトで雇用されているので、職場で嫌なことがあったらすぐに転職できます。

正社員が転職するときは大きな労力がかかりますが、フリーターだと辞めるのも採用されるのも簡単です。

居心地の良い職場を求めて、バイト先を転々とする人やバイトを掛け持ちする人もいますね。

休みが取りやすい

大卒フリーターのメリットは『休みが取りやすい』という点です。

基本的にフリーターは責任の重い仕事を任せられることが少ないので、休みの希望を出せば大体通ります。

そのいっぽうで正社員は休みが土日祝日で固定されていたり、有給休暇があるとはいえ職場の雰囲気的に休みづらいこともありますね。

さまざまな働き方ができる

大卒フリーターのメリットは『さまざまな働き方ができる』という点です。

飲食店やコンビニなどでアルバイトをすることもできますし、最近では自宅でブログやSNSなどの広告収入で稼ぐ人も増えています。

とはいえ個人で稼げるようになるまでには、相当な時間や労力がかかるので、ハードルはやや高めですね。

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大卒フリーターのデメリット

続いて、大卒フリーターのデメリットを見ていきましょう。

フリーター歴が長いほど正社員になりにくい

大卒フリーターのデメリットは『フリーター歴が長いほど正社員になりにくい』という点です。

労働政策研究・研修機構の『第3回 若者のワークスタイル調査』によると、フリーター歴の長さと就職率の関係は次のとおり。

■フリーター歴6ヶ月以内
⇒就職率64.0%

■フリーター歴7ヶ月~1年
⇒就職率58.3%

■フリーター歴1~2年
⇒就職率52.2%

■フリーター歴2~3年
⇒就職率58.9%

■フリーター歴2~3年
⇒就職率48.9%

このデータからもわかるように『フリーターを続けるほど正社員になりにくい』ということ。

『いつか正社員になりたい!』と思っているなら、フリーター期間は最低でも1年以内に抑えておくのが安全ですね。

正社員に比べて生涯賃金が少ない

大卒フリーターのデメリットは『正社員に比べて生涯賃金が少ない』という点です。

たとえば、時給1000円で週40時間のアルバイトを22~60歳まで続けると、生涯賃金は約8,000万円になります。

そのいっぽうで22~60歳を正社員で働くと、生涯賃金は大卒で約2億4660万円~2億8970万円です。
参考:ユースフル労働統計2019「生涯賃金」より

20代前半までは『正社員もフリーターも給料があまり変わらない』と感じるかもしれませんが、生涯賃金で考えると1億円以上の差がありますね…。

ボーナスがもらえない

大卒フリーターのデメリットは『ボーナスがもらえない』という点です。

基本的にフリーターにはボーナスがありません。

そのいっぽうで正社員は初年度からボーナスがもらえて、2年目以降になると年間数十万円~百万円のボーナスがもらえることもあります。

特に大手企業はボーナスが多いので、年間100~200万円もらえることも普通ですね。

何年続けても給料が上がらない

大卒フリーターのデメリットは『何年続けても給料が上がらない』という点です。

フリーターは時給で働いているため、昇給があってもせいぜい時給10円アップがいいところ。

何年続けて給料が上がらない理由は、ずっと同じ作業をくり返しているだけだからです。

基本的にフリーターは責任のある仕事を任せてもらえないので、何年続けてもスキルが身に付きません。

そのためバイト歴5年目のフリーターと入社初日のフリーターが、全く同じ作業をやっていることもあります。

この状態では、給料が上がるはずないですよね。

そのいっぽうで正社員は経験やスキルによって給料を上げれますし、大手企業の中には年齢が上がるだけで昇給する会社もあります。

いつクビになるかわからない

大卒フリーターのデメリットは『いつクビになるかわからない』という点です。

フリーターで働いていると、会社の業績悪化によって突然クビになるリスクがあります。

実際にパチンコ店でアルバイトをしていた堀江周平さん(24歳男性・仮名)の場合は、会社の業績不振で店舗の縮小があり、他店舗から社員が異動してきて追い出される形でクビになったそうです…。

正社員よりフリーターをクビにしやすい理由は『整理解雇の4要件』というリストラに関するルールがあるからです。

このようにフリーターは、急に収入源を失う危険があるのです。

社会保険に入れず出費が増える

大卒フリーターのデメリットは『社会保険に入れず出費が増える』という点です。

フリーターは社会保険に入れてもらえないことも多く、それにより次のデメリットがあります。

  • 所得税・住民税・国民健康保険・国民年金の負担がきつい
  • 厚生年金じゃないから老後の給付金が約15万円少ない
  • 病気やケガをしたときに給付金がもらえない

社会保険に加入するためには加入条件を満たさなければいけませんが、大卒フリーターの多くが条件を満たさずに働いています。

また会社によっては加入条件を満たさないようにシフト調整をしてきたり、条件を満たしているのに社会保険に入らせない会社もあるようです…。

そのいっぽうで正社員は社会保険に加入できるので、上記のような心配はありませんね。

社会的な信用がない

大卒フリーターのデメリットは『社会的な信用がない』という点です。

世間的にフリーターは正社員と比べて印象が悪いので、なにかと生きづらいです。

家族や友人の視線が気になったり、恋愛や結婚のハードルが高くなったり、ローンが組みにくかったり…。

年齢を重ねるにつれて『いつまでフラフラしているんだ!』『早く就職しろ!』と言われる回数も増えて、どこにいても気まずくなります。

常に見下されている感じは、精神的になかなかきついですよね…。

フリーター経験は就業経験にカウントされない

大卒フリーターのデメリットは『フリーター経験は就業経験にカウントされない』という点です。

企業の採用担当の立場だと『フリーター=責任のある立場から逃げてきた人』というイメージがあるようです。

そのため同じ職場で何年バイトを続けていても、就職活動の場ではほとんど評価されません。

それよりも『なぜ今まで就職しなかったのか?』を問われます。

そのためフリーター歴が長くなるほど就職しにくくなり、実際にフリーター歴2~3年だと就職率48.9%という低水準になっているのです。

なんとなくフリーターを続けてしまっている方は、今すぐに就職活動をスタートして、手遅れになる前に正社員に就職しておくのが安全ですね。

フリーターになった理由はどう答える?就活の準備の仕方は?

フリーターになった理由

大卒でフリーターになった方には、さまざまな理由があると思います。

  • 就活せずにフリーターになった
  • 就活に失敗してフリーターになった
  • 新卒で就職したけど早期退職した

上記のとおり。

ここからは、フリーターになった理由別に『就活の準備の仕方』を紹介しておきますね。

就活しなかった大卒フリーター

就活をせずに大卒でフリーターになった方には、次の2パターンがあります。

  • 夢や目標があって就活しなかった人
  • なんとなく就職するのが嫌だった人

両者とも就活しなかった過去は変えれないので、『なぜ就職するのか?』を明確にしていきましょう。

就職する目的が明確になっていれば、企業の採用担当者に納得感を与えられます。

たとえば、次のような理由ですね。

『周りの友人が就職して活躍しているのを見て、自分もこのままじゃいけないと思うようになったから』

『年齢的にも追いかけていた夢に見切りをつけて、正社員として社会の役に立てるように頑張りたいと思ったから』

『将来結婚を考えているため、フリーターのままではいけないと思い、正社員としてキャリアをスタートさせたいと考えたから』

実際に僕がインタビューした元フリーターの方は、上記のような『就職する目的』を作ってフリーターから正社員に就職できたようですよ。

就活に失敗した大卒フリーター

『学生時代に就活したけど内定がもらえなった…』という大卒フリーターの方もいますよね。

就活に失敗した大卒フリーターの方は焦る気持ちを抑えて、ご自身の就職活動の方法を見直してみるのがおすすめです。

就活で失敗する方の多くが『自己分析・応募書類の作り方・面接対策・企業研究・職種研究』が上手くできていません。

そのため転職エージェントを利用して、就活のプロであるキャリアアドバイザーにサポートしてもらいながら就職活動を進めてみるのが良いですね。

自己流で内定がもらえないときは、プロの力を頼るのが早いです。

どの転職エージェントも全て無料で利用できるので、あなたのリスクはゼロですしね。

新卒で就職したけど早期退職した大卒フリーター

『新卒で就職したけど職場が合わなくてすぐに退職してしまった…』という大卒フリーターの方も多いですよね。

厚生労働省が発表した『新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)』によると、新卒大卒者の3年以内の離職率は32.8%となっています。

つまり『大卒の3人に1人は3年以内に会社を辞めている』ということ。

企業が、前職を早期退職した人材を採用するときに懸念するのは『うちの会社もすぐに辞めてしまうのでは?』という点です。

この懸念点を払拭するためには『次の職場は長く働く覚悟がある』という意志を伝えることです。

たとえば、次のとおり。

『前職は自分が軽率に就職先を選んでしまったせいで、入社前に想像していた仕事内容と入社後に任された仕事内容にギャップがありました。自分なりに努力して仕事に取り組んでみたものの結果的に退職にいたりました。次の職場では同じことにならないように自己分析や企業研究を徹底して、入社後は長期的に会社の戦力になれるように努めてまいります!』

早期退職をしてしまった過去は変えれないので、自分のミスで短期離職になったことを認めた上で『次は失敗しないように就活しています』と伝えるのがおすすめです。

実際に僕がインタビューした元フリーターの方は、上記のような退職理由・就職理由を用意して、フリーターから正社員に就職できたそうです。

フリーターのリスクは正社員に就職するのが難しいこと

フリーターの最大リスクは、『正社員に就職できなくなること』です。

フリーターでも年齢が20代なら、未経験から応募できる求人はあります。

たとえば、20代の未経験がチャレンジできる求人は、次のとおりです。

・ホームページ制作の営業
・アプリ制作の営業
・求人広告の営業
・建築商材の営業
・電気製品の営業
・ITエンジニア
・施工管理
・携帯ショップスタッフ

わりと20代なら、仕事を選べる感じですよね。

これが30代以上になると、未経験から採用してくれる企業が一気に減り、経験者の採用がメインとなります。

20代には若さとエネルギーを求める企業が多く、30代以降は前職の経験や知識を求める企業が多いのです。

ですから、30代までフリーターを続けた結果、その後の人生を棒に振らないように注意してくださいね。

フリーターから正社員に就職する方法とは?

『フリーターから正社員になった方が良いのはわかったけど、どうやって正社員に就職すればいいの?』

このような疑問もありますよね。

結論からいうと、フリーターから就職で失敗したくないなら、転職エージェントを利用するべきです。

以前の僕もそうでしたが、まともに就職活動をしたことがない人が、自分ひとりで正社員を目指すのは無謀です。

実際にフリーターだった僕は、30社に書類を応募して、そのうち28社が書類選考で落選、残りの2社は面接でフルボッコでした…。

そんな状況のときに、友人から『転職エージェント』というサービスを教えてもらい、とりあえず登録してみたのが良かったです。

転職エージェントに登録した後は、担当のキャリアアドバイザーが求人をピックアップしてくれて、応募書類の作成から面接対策までを手厚くサポートしてくれました。

担当アドバイザーの話によると、世の中には『フリーターからでも採用してくれる会社と採用してくれない会社がある』とのことでした。

要するに、未経験者を積極的に採用する会社と経験者しか採用しない会社がある、ということですね。

ぶっちゃけ、担当アドバイザーがやってくれたことを自分ひとりでやるのは無理でしょ…と思いました。

ここまでの内容からもわかるとおり、フリーターから就職で失敗したくないなら、とりあえず転職エージェントに登録しておくのが安全ですよ。

『フリーターから正社員になりたい!』という方は、ぜひこの機会に行動しておいてくださいね。

ドフラ
自分に向いてる仕事が知りたい方は、以下の記事で紹介する無料適職診断テストを受けるのがおすすめですよ。
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