なくなる仕事 残る仕事
転職を考えている人「仕事の寿命ってどうすればわかるんだろう?将来なくなる仕事と残る仕事の見分け方を知りたい…。」

この疑問に答えます。

結論からいうと、仕事の寿命を知るためには、どのライフサイクルにある仕事かを把握する必要があります。

市場には「なくなる仕事」と「残る仕事」が存在します。

なくなる仕事は賞味期限ギリギリのライフサイクルにあり、残る仕事はこれから伸びるライフサイクルにあります。

ですから転職先を選ぶときはこれから伸びるライフサイクルにある仕事を選ばなければいけません。

今回は「なくなる仕事と残る仕事を見分ける方法」を解説していきます。

3分くらいで読める内容なので、それでは見ていきましょう〜。

『今すぐに転職を成功させたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。

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なくなる仕事と残る仕事を見分ける方法|10年後も生き残る職業は?

「なくなる仕事と残る仕事を見分ける方法が知りたい…」

このような方向けの記事です。

いろいろなメディアで「将来なくなる仕事」が発表されているので、転職先を選ぶときに迷いますよね?

その気持ちわかります。

僕もフリーターから転職するときは、どの業界にするべきか、めちゃくちゃ迷いました。

できれば、なくならない仕事に、就職したいですよね?

そりゃあ、そうだと思います。

では、何を基準にして、仕事を選べばいいのか?

それは「仕事のライフサイクル」です。

仕事には生まれてから消滅するまでのサイクルがあり、どのサイクルの仕事に就くかがポイントになります。

賞味期限ギリギリの仕事を選んでしまうと、数年で仕事はなくなります。

逆に、今後も市場が伸び続ける仕事を選べると、当分は仕事がなくなる不安から解放されます。

ここからは「仕事のライフサイクル」について解説していきます。

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なくなる仕事となくならない仕事はライフサイクルが違う!

仕事には4つのライフサイクルがあります。

ニッチ時期
参入者が少なく、ほかにできる人がほとんどいない段階。
スター時期
儲かるビジネスだと知れ渡り、参入者が一気に増える段階。
ルーティーン時期
大量に人材が増えて、誰でも仕事ができる仕組みがつくられ、代替え可能になる段階。
消滅時期
仕事が人間から機械に置き換えられ、人間の仕事がなくなる段階。

上記のとおり。

ニッチ時期では、そのビジネス自体が、儲かるかどうか不透明なので、参入者がほとんどいません。

そのため、ニッチ時期では、極めて代替え不可能な段階です。

ニッチ時期の仕事を選ぶのは、多少のリスクはありますが、ここでの経験は貴重なので、人材としての市場価値は高まります。

スター時期では、各企業が儲かることを知り、参入者がどんどん増えていきます。

認知度が高まり、参入企業も増えたことで、市場全体も拡大していく段階です。

スター時期の仕事を選べば、これから伸びる市場で働けるので、稼ぎやすいですし、人材の市場価値も高めやすくなります。

ルーティーン時期では、ビジネスモデルが仕組化されて、誰でも仕事ができるようになります。

そのため、大量の人材が雇われて、仕事は代替え可能なものになっていきます。

ルーティーン時期の仕事を選ぶと、代替え可能な人材にしかなれないので、市場価値は高まらず、近い将来に仕事を失うリスクもあります。

消滅時期では、会社は業務の仕組化に力を入れて、無駄な経費の削減を進めていきます。

会社にとって大きな負担となる人件費を削減するために、仕事は人間から機械に置き換えられ、人間の仕事がなくなる段階です。

消滅時期の仕事を選んでしまうと、すぐに仕事を失うリスクがあります。

つまり、「すぐにはなくならない仕事」という観点から考えると、ニッチ時期かスター時期の仕事を選ぶのがいいということになります

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将来なくなる仕事12選と将来なくならない仕事10選を徹底比較!

オックスフォード大学などの調査結果で、いろいろなメディアで「将来なくなる仕事」が発表されています。

ここでは、今後10年~20年の間になくなると予想される仕事の中から、代表的な12種類を紹介します。将来なくなる仕事12選

  • 一般事務員
  • 電話オペレーター
  • 銀行員
  • 設備作業員
  • スーパーレジ係
  • コンビニ店員
  • 電車運転士
  • ライター
  • 集金人
  • ホテル客室係
  • ホテルのフロントマン
  • 工場勤務者

これらの仕事はAI技術の発展によって、将来なくなると予想されています。

一般事務員は、AIの処理能力の高さや正確性が人間よりも優秀なため、真っ先に仕事がなくなるといわれています。

銀行員は、フィンテックやキャッシュレス化の影響で仕事がなくなるといわれており、リクルートキャリアが実施した大学生の意見調査によると、「AIによってなくなる業種」の第1位になっています。

レジ係やコンビニ店員は、無人コンビニや無人レジなどの普及によって、仕事がなくなる可能性が高いです。

工場勤務者は、AI技術の発達でつくられた機械によって、これまでは人間の手作業でしかできない難しい作業とされていた部分も、人間から機械に置き換わることが予想されます。

逆に「将来性のある仕事」としては以下の仕事が挙げられています。将来性のある仕事10選

  • 営業
  • ウェブ広告関連
  • ITエンジニア
  • データサイエンティスト
  • クリエイター
  • 介護士
  • 病院関連
  • 心理カウンセラー
  • コンサルタント
  • 農家

全ての仕事には寿命があるので、数年単位で新しくできる仕事を増やしていくというのが、正しい考え方だと思います。

これからの数十年を、一つのスキルや経験だけで、乗り越えていくには限界があります。

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なくなる仕事と残る仕事は『仕事の寿命』が違う

全ての仕事には寿命があります。

たとえば100年前には、ITエンジニアという仕事はありませんでした。

広告業は新聞や雑誌などの紙媒体がメインでしたが、今はインターネットの普及によって、ほとんどがWEB媒体に切り替わっています。

「紙媒体の広告業が誕生→紙媒体の広告業が消滅→WEB媒体の広告業が拡大」というような流れで、仕事は寿命を迎えます。

仕事のライフサイクルだと「ニッチ時期→スター時期→ルーティーン時期→消滅時期」と進んでいきます。

ニッチ時期やスター時期の仕事に就職しても、ルーティン時期以降に差し掛かったら、転職を検討したほうがいいです。

転職でまたニッチ時期やスター時期の仕事を選びなおさないと、人材としての市場価値は下がってしまいます。

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なぜ、仕事に寿命があるのでしょうか?

その理由は「会社は仕事をシステム化して、代替え可能にするもの」だからです。

社員としては、自分の仕事の価値が高い状態を、維持したいですよね?

しかし、属人的な仕事のままだと、ビジネスは大きくなりません。

そのため会社は利益を伸ばすために、仕事を誰でもマネできるレベルまで分解して、再現可能なものにします。

さらに会社は経費を削減して、利益を最大化させようとも考えます。

同じ仕事を、もっと安い労働力に置き換えるための、仕組みもつくるのです。

『ベテラン社員は人件費が高い→若手人材に置き換えて人件費を削減→作業を全て機械に置き換えて人件費をさらに削減』

こんな感じで、仕事は寿命を迎えます。

社員として働く限り、このライフサイクルからは逃げられません。

今回紹介した「仕事の寿命を知る方法」を理解した上で、失敗しないように転職先を選んでくださいね。

ドフラ
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なくなる仕事と残る仕事を見分ける方法【まとめ】

最後に「なくなる仕事と残る仕事を見分ける方法」の要点をまとめておきます。

  • 仕事には寿命がある
  • 仕事には4つのライフサイクルがある
  • ニッチ時期かスター時期の仕事は残る
  • ルーティーン時期や消滅時期の仕事はなくなる
  • 市場価値を高め続けるために転職をくり返す
  • 会社が仕事をシステム化するから仕事は寿命を迎える

「将来なくなる仕事には就きたくない…」

誰もがそう思いますよね?

どのライフサイクルの仕事かがわかれば、賞味期限ギリギリの仕事に就くリスクはなくなります。

今回の内容を参考にして、転職で失敗しないように気を付けてくださいね。

ドフラ
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