
『アパレルから営業に転職したいけど自分にできるか不安で…』
『営業に転職した後のリアルな情報が知りたい…』
『アパレルから営業に転職するメリット、デメリットを比較したい…』
このような方に向けて記事を書いています。
アパレルの仕事は華やかでかっこいいので、服が好きな人にとっては憧れの職業です。
でも実際に働いてみると、『金銭的に余裕がない』『土日の休みが取れない』『キャリアアップできない』などのデメリットもあります。
そのためアパレルの将来に不安を感じて、営業への転職を考える人も多いです。
記事を書いている僕は25歳まで年収280万円のアパレル社員でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や人生に役立つ情報を発信しています。
『年収280万円→年収500万円』という結果だけをみると、営業に転職すれば簡単に給料が上がるように思えますが、実際はそこまでたどり着くまでに失敗や挫折、努力を積み重ねました。
そこでこの記事では、僕がアパレルから営業に転職してみて感じた『営業のメリット・デメリット』から『恥ずかしい失敗談』までをまとめました。
きれいごとではなく、僕が実際に体験したリアルな情報なので、共感できる部分も多いと思います。
ただし、ぶっちゃけると、営業に転職する人の全員が成功できるわけではありません…。
とはいえ、ひとつの事例として転職したらどうなるかは、イメージできると思います。
現在、アパレルから転職すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
3分で読める内容なので、それではいきましょう~。
※『今すぐにアパレルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
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この記事の目次
【元アパレル社員の失敗談】アパレルから営業に転職した僕の実話です
僕はFラン大学を卒業後、22歳のときに新卒でアパレル企業に入社しました。
しかし3年間で得られたのは、『25歳で年収280万円』『個人に何のスキルも身に付いてない』という厳しい現実だけでした…。
アパレルで働き始めて3年目のときに、『自分の人生このままで大丈夫か?』と思うようになり、試しに25歳の平均年収を調べてみたんです。
そしたら、25歳男性の平均年収が約350万円だったんですよ…。
これがきっかけで、『自分が同世代より劣っている』という事実と向き合い、結果的にIT業界のWEB制作会社の営業に転職することになりました。
ちなみに、その後の僕のキャリアはこんな感じです。
【WEB制作会社の営業→WEBコンサルタント→セミナー業界の営業→採用コンサル→キャリアアドバイザー→WEBマーケティングで起業】
上記から何を伝えたいのかというと、かなりショボい経歴の僕でも、IT業界の営業を経験したら人生やり直せたので、この記事を読むほど意識の高いあなたなら、必ず人生変えれるということです。
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⇒アパレル業界で働くと底辺になる理由【ショップ店員の年収低すぎ!】
アパレルから転職できる会社はどこ?
『アパレルから転職できるのはどんな会社?』
この疑問に答えます。
結論からいうと、アパレルから営業に転職できる会社には、次のような会社があります。
- 営業会社
- ITサービス会社
- WEB制作会社
- 動画制作会社
- 広告会社
- 求人広告会社
- 人材紹介会社
- 自動車販売会社
- バイク販売会社
- 建設会社
- 不動産会社
- 専門商社
代表的な会社だと、こんな感じですね。
あとは、あなたが営業に転職して、何を求めるかによります。
土日休みがいいなら、自動車販売会社、バイク販売会社、不動産会社は選択肢から外れます。
20代のうちに年収500万稼ぎたいなら、営業会社、ITサービス会社、WEB制作会社、動画制作会社、広告会社、あたりがおすすめです。
安定的に同じ会社で長く働きたいなら、建設会社、専門商社、などがおすすめです。
ちなみに僕の場合は、将来的にフリーランスや起業を考えていたので、転職に求めるものは『年収アップ』と『スキルアップ』でした。
僕と同じような考えの方は、ITサービス会社、WEB制作会社、動画制作会社、などに転職するのがおすすめです。
このような会社にはベンチャー企業が多いので、年齢に関係なく成果を出せば、昇格や昇給のスピードが早いです。
さらに、WEB系のサービスは低予算でつくれるので、その気になれば、将来同じようなサービスを自分でつくって、それで起業できます。
将来起業も考えているなら、個人的には『WEB制作会社』が1番おすすめですね。

アパレル経験は営業にどう活かせるのか?
ここでは、『アパレルの経験が営業の仕事にどう活かせるか?』を解説していきます。
アパレル経験の中で、営業に1番活かせるスキルは『コミュニケーションスキル』です。
アパレル業界で働いている人は、仕事の中で、接客するシーンがめちゃくちゃ多いですよね。
アパレル販売員の人は毎日店頭でお客様の接客をしていますし、商品企画やデザイナーの人は展示会のときに店舗オーナーやバイヤーを接客しています。
このアパレル経験で培った、『お客様の要望をヒアリングしつつ、自分が売りたい商品やサービスも提案する』という能力が、そのまま営業で活かせます。
たとえば、僕の場合はWEB制作会社の営業だったので、商談相手の約80%がWEBサイトをまだ持っていない中小企業の社長でした。
中小企業の社長の多くは『何となくWEBサイトはあった方がいいんだろうなぁ』とは思いつつも、業者でWEBサイトを作成すると、最低でも数十万円はかかるので、なかなか一歩踏み出せずにいます。
この社長たちに対して、いきなり『WEB制作を契約してください!』と言っても絶対に買ってもらえません。
では、なぜ買ってもらえないのか?
その理由は、いきなりWEB制作を売り込むと、社長の頭の中で『WEBサイトの制作費用=経費』という図式になってしまうからです。
世の中の経営者は『いかに経費を抑えて利益を最大化するか?』を常に考えているので、経費だと思われた瞬間に、買ってもらえる見込みがなくなります。
また人間は他人から強制されると、無意識にそれを拒む性質があるので、売り込めば売り込むほど、お客様は離れていくのです。
このときに活かせるのが、アパレル経験で培った『ヒアリング力』です。
アパレルから営業に転職したらヒアリング力を活かそう!
お客様に商品を提案する前に、営業がヒアリングすべき内容は、こんな感じです。
『お客様は何を求めているのか?』
『お客様が抱える悩みや課題は何か?』
『お客様は将来どうなりたいのか?』
僕はWEB制作を販売していたので、社長たちに次のようなメリットが伝わるように、商談時のヒアリングや提案を気を付けていました。
『WEBを活用すれば会社の売上が増える』
『WEBを活用すれば求人の応募数が増える』
中小企業の社長が抱える悩みは、主に『売上を増やすこと』と『人材を確保すること』だったので、そこにWEBサイトが役に立つというイメージを持ってもらうことを意識していました。
これによって、『WEB=会社の売上を伸ばすための投資』『WEB=会社の人材を確保するための投資』という位置付けになり、WEB制作を契約してもらいやすくなります。
もちろん、僕も最初は失敗ばかりでした。いきなり売り込んだり、ヒアリングがうまくできなかったり、なかなか苦労しましたね。
でも商談件数を重ねるうちに、徐々にコツがわかってきて、入社7ヶ月目くらいから、毎月安定して契約が取れるようになっていきました。
僕の経験上、営業で成果を出せるかどうかは、この営業のコツがわかるかどうかにかかっています。
今振り返ると、営業のコツに気づけたのは、アパレルでの接客経験があったからだと思っています。
実際に僕が働いていたWEB制作会社には、未経験から転職してくる人が多かったのですが、アパレル出身者は高い確率で成果を出していました。
営業のきつい部分や辛い部分、転職後のギャップはどうなの?
アパレルから営業に転職しようと思っても、いろいろ不安なこともありますよね?
ここでは、僕がアパレルから営業に転職してみて、感じたギャップを伝えておきますね。
めちゃくちゃ初歩的なことだと、『毎日スーツで出勤すること』ですね。
アパレルで働く人の多くは、服が好きだと思うので、中には『好きな服が着れないなんてあり得ない!スーツなんてダサい!』という方もいるかもしれません。
このような方は、アパレルを辞めない方がいいと思います。
大きなギャップとしては、『個人ごとに売上目標が設定されていること』『営業トークが話せるようになるまで先輩や上司を相手に営業トークの練習をすること』ですね。
僕の場合だと、アパレル時代はチーム目標が設定されているだけだったので、営業に転職した後、個人に目標が設定されていることに若干プレッシャーは感じました。
でも、営業は自分次第で成果を出せる職業なので、自分で売上がつくれるようになってからは、目標を追いかけることが楽しくなっていきました。
あとビックリしたのは、営業ロープレと呼ばれる、営業トークの練習があることですね。
僕は未経験から営業に挑戦したので、最初は全然うまく話せず、入社してから半年くらいは、毎日のように営業ロープレをやっていました。
当時は確かに『きついな~』と思いましたが、今振り返ると僕の相手をしていた、先輩や上司の方が大変だっただろうなと思いますね。
その後の自分のキャリアを考えると、このタイミングで『目標意識』や『営業スキル』が身に付いたことは、めちゃくちゃラッキーでした。

アパレルから営業に転職するメリットとは?【転職後に待っている未来】
僕は26歳のときに、営業としてのキャリアをスタートしましたが、あのタイミングで転職して本当に良かったと思っています。
個人的には、アパレル時代と営業時代を比較すると、仕事で得られた知識や経験の価値が、10倍くらい違うと思っています。
僕はWEB制作会社の営業に転職して、テレアポの新規開拓営業を2年間やったのですが、この2年間に218件の商談をおこない、64社からWEB制作の新規受注をもらうことができました。
この2年間で、218名の経営者から話を聴くことができて、64社のWEB制作のディレクション経験を積むことができたので、これで自分の価値観が大きく変わりましたね。
営業やWEBマーケティングの知識やスキルを身に付けたことで、その後、WEBコンサルタント、セミナー事業の運営、採用コンサルタント、キャリアアドバイザーなどの職業を経て、現在はWEBマーケティングで起業するまでになりました。
僕の事例は、あくまでもサンプルの一つに過ぎませんが、営業である程度の実績を残せれば、その後はどこに行ってもやっていけるようになる、という印象です。
Fラン大学出身で、知識も経験もショボかった僕が、いろいろできるようになったのは、完全にWEB制作の営業に転職したおかげです。
こんなにダメダメな僕でも、アパレルから営業に転職できたわけですから、この記事を読むほど優秀なあなたが、できない理由はないですよね?
僕とあなたの唯一の違いは、実際に行動したかどうか、だけです。
『本気で人生変えたい!』と思うなら、今日とはいわず、今から行動してみませんか?
