
「アパレル販売員をやっているけど、仕事のストレスがきつい…」
このような方に向けて記事を書いています。
アパレル販売員は若者に人気の職業ですが、仕事のストレスに悩んでいる方も多いです。
アパレル販売員の主なストレスは『給料が安い・キャリアアップが止まる・体力的にきつい』の3点が原因です。
やりがいのある仕事ですが、年齢が上がるにつれて、どうしても続けられなくなり、辞めざるを得なくなるというのが、アパレル販売員のリアルです。
この記事では「アパレル販売員が抱えるストレス」から「アパレル販売員の実態」までを解説しています。
この記事を読めば、仕事のストレスに悩むアパレル販売員の方が、これからどのようなキャリアを選ぶべきかがわかります。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『今すぐにアパレルから転職したい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
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この記事の目次
アパレル販売員のストレスをぶっちゃけます【26歳男性の体験談】
アパレル販売員の仕事は、楽しくてやりがいもありますが、数年続けていると、それなりにストレスがたまっていきます。
僕も26歳までアパレル販売員をやっていましたが、仕事のストレスをやりがいでカバーできたのは、入社2年目まででした。
入社3年目になり、年齢が25歳過ぎたあたりから、「このまま30歳になっても、俺の人生は大丈夫か?」と思うようになり、アパレルを続けることへの不安が増大していきました。
僕が勤めていた某アパレル企業は、全国に店舗のあるショップだったので、とにかく転勤が多かったです。
アパレルに約4年間勤めましたが、北海道、宮城、静岡、愛知、岐阜、三重、長野、神戸、広島、福岡、熊本、鹿児島、沖縄…と短期間に転勤しまくりました。
これらの転勤によって、彼女に会えない、友達に会えない、家族に会えない、やることがないからプライベートも仕事のことで埋めてしまう…という状況でした。
ぶっちゃけ当時は無知だったので、「仕事ってこんなもんだろう!」と割り切って考えていました。
でも今振り返ると、なかなかハードですよね。
もう二度と、あの頃には戻りたくないです…。
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アパレル販売員はとにかく給料が安い!結婚とか想像できない
アパレル販売員が抱える大きなストレスに、「とにかく給料が安い」というのがあります。
アパレル販売員の平均年収は、「250~300万円」ぐらいが多いです。
店長やマネージャーに昇格すると、年収350~400万円稼ぐ人も出てきます。
しかし年収が上がるにつれて、会社から求められる仕事量や責任も大きくなっていくので、一般のアパレル販売員のときよりもストレスが大きくなります。
いずれにせよ、アパレル販売員の年収は「250~400万円」が相場ということですね。
ぶっちゃけ、マネージャーなどのポジションは席数が限られているので、ほとんどのアパレル販売員が「年収300万円前後までしか稼げない」というのが僕の感想です。
アパレル販売員として働いていた当時の僕には、お付き合いをしていた彼女もいましたが、とても結婚なんて想像できなかったです。
結局僕が結婚したのは、転職して年収が上がったタイミングでしたね。
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アパレル販売員から本社勤務に異動するのは無理ゲー
アパレル販売員の辛いところは、本社勤務に異動できる可能性がほとんどないことです。
もともと僕は、将来バイヤーになりたくて、アパレル販売員に就職したのですが、本社に異動できそうな空気が全くありませんでした。
年に数回、本社の人事担当と面談があったので、その度に「バイヤーになりたい!」という意志を伝え続けました。
しかし、毎回「お前にはもっと店舗で頑張ってほしい!」と説得されて、本社勤務への道は閉ざされていたのです。
これが原因で、「アパレル販売員から本社勤務に異動するのは無理ゲーだな…」と思うようになりました。
僕はその後、ずっと店舗業務を続ける未来は嫌だと思って、もっと大きな仕事に挑戦できる、法人営業に転職することを決めたのです。

アパレル販売員は体力的にきつい!立ちっぱなしがしんどい
アパレル販売員のストレスには、「体力的にきつい」というのがあります。
これはアパレル販売員の仕事が、基本的に店頭での立ちっぱなしの業務になることが原因です。
アパレルの仕事は華やかに見えるので、意外と見落とされがちですが、体力勝負な部分が結構あります。
1日中立ちっぱなしで接客をするのは、気力も体力もかなり使うのです。
20代前半までは体力があるので、ハードワークでもそこまで気にならないかもしれません。
しかし20代後半になると、疲れが取れにくくなったり、身体のいたるところにガタが出たりします。
このように「体力的にきつい」というのが原因で、アパレル販売員を辞めていく人も多いのです。
アパレル販売員を何年続けてもアピールできるスキルが身につかない
アパレル販売員の辛いところは、アパレル販売員を何年続けても、転職市場でアピールできるスキルが身に付かないことです。
アパレル販売員を経験して、得られる最大のスキルは「コミュニケーションスキル」です。
しかし、アパレル販売員で身に付くコミュニケーションスキルは、ある一定のレベルまで到達すると、そこからレベルアップしなくなります。
その理由は、基本的にアパレル販売員の仕事は「ショップに来店するお客様と会話をして、お客様に合うアイテムやコーディネートを提案すること」だからです。
ぶっちゃけ、このスキルはアパレル販売員2〜3年で、一定レベルまで到達します。
なぜなら、1日数百人のお客様を接客していたら、嫌でもコミュニケーションスキルが身に付きますからね。
これを勘違いして、「とにかく長く勤務することに価値がある」と思い込んでいると、めちゃくちゃ危険です。
30歳以上になると、未経験から異業種に転職するのが、かなり難しくなるので、アパレル販売員の仕事に限界を感じるなら、遅くとも20代のうちに行動しなければいけないのです。
アパレルから転職するのに、理想の年齢は「25歳前後」です。
年齢が若くて社会人経験もあり、コミュニケーションスキルが身に付いている人材は、転職市場において重宝されます。
ですから、アパレル販売員にストレスを感じている人は、1日も早く行動しましょう。

【まとめ】アパレル販売員のストレスとは?
最後に「アパレル販売員のストレス」をまとめておきます。
- アパレル販売員のストレスは給料・キャリア・体力に原因がある
- アパレル販売員はとにかく給料が安い!結婚とか想像できない
- アパレル販売員から本社勤務に異動するのは無理ゲー
- アパレル販売員は体力的にきつい!立ちっぱなしがしんどい
- アパレル販売員を何年続けてもアピールできるスキルが身につかない
アパレル販売員は素晴らしい仕事なので、アパレル販売員を経験すること自体には問題はありません。
しかし辞めどきを間違えると、人生きつくなるリスクが高いです。
アパレル販売員のおすすめのキャリア設計は、アパレル販売員で2~3年経験を積んでコミュニケーションスキルを身に付けて、そのスキルを活かせる高収入の業界に転職することです。
どのような業界がいいか?どのような職種がいいか?は、転職活動をしながら見つかることが多いです。
僕自身も最初は商社に転職するなんて、思ってもみませんでした。
転職活動を続ける中で、いろいろな出会いがあり、さまざまな知識が身に付いた結果、今の転職先でキャリアを歩むことを選びました。
年収だけをみると、転職前と転職後では年収が約2倍違うので、どこで働くかがめちゃくちゃ大事なのだと実感しています。
アパレル販売員を続けるべきか迷っている方は、とりあえず転職エージェントに登録して、今後のキャリアの相談をしてみるのがおすすめですよ。
ぜひこの機会に、あなたも行動してみませんか?
アパレルから転職で失敗したくない方は、こちらの記事で紹介する転職エージェントを利用するのがおすすめですよ。