
『ウェディングプランナーを辞めたい…』
『ブライダル業界で働く未来が不安で…』
『いまの年収だと人生きつい…』
このような方に向けて記事を書いています。
ウェディングプランナーは華やかなイメージがあるので、毎年たくさんの若者がブライダル業界に就職します。
しかしウェディングプランナーの9割が、20代のうちに会社を辞めていきます。
退職理由の多くは『労働時間が長い』『給料が安い』『クレーム対応がきつい』の3つです。
20代前半までは、気力も体力もあるので、過酷な労働環境でもなんとかやっていけます。
でも20代後半になると、一人暮らしを始めたり、結婚したりする人が増えていくので、収入面や生活リズムを考えると、ウェディングプランナーを続けるのが限界になるのです。
給料や労働時間が理由で、遅かれ早かれウェディングプランナーは、異業種に転職することになりますが、注意しなければいけないのは『20代のうちに行動しないと手遅れになる』ということです。
この記事では、僕が実際に話を聴いた、元ウェディングプランナーの高橋蓮さん(24歳男性・仮名)の体験談をもとに、『ウェディングプランナーを辞める人の退職理由』から『ウェディングプランナーから転職で失敗しない方法』までを解説しています。
この記事を読めば、ブライダル業界で働き続けることの実態を理解した上で、ウェディングプランナーを辞めるべきか判断できるようになります。
3分で読める内容なので、それではいきましょう。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
ウェディングプランナーを辞めたい人へ【転職して人生を変える方法】
ウェディングプランナーの仕事はやりがいがありますが、給料が低いことや将来に希望がもてないことが原因で、多くの人が20代のうちに辞めていきます。
僕は実際に、ウェディングプランナーで働く人たちから話を聴いたことがありますが、ウェディングプランナーの労働環境は結構きついんだな~と思いました。
ウェディングプランナーで働く人の多くは、専門学校や大学を卒業したタイミングでブライダル業界に就職します。
ウェディングプランナーを選ぶ理由は、『ブライダル業界に憧れていたから』や『やりがいのある仕事だと思ったから』です。
要するに、憧れやイメージだけで就職した、という人が多いのです。
このような人は、『自分の将来を考えて就職先を選ぶ』という経験がないので、低収入で低待遇の職場に不満を抱きつつも、やり方がわからなくて行動できないままになります。
しかし何年も行動せずにいると、いずれ手遅れになります。
最低でも20代のうちに、理想は26歳までに、行動するべきです。
ウェディングプランナーを辞めたい人の退職理由とは?
ウェディングプランナーとして働く人の9割が、20代のうちに仕事を辞めていきます。
では、ウェディングプランナーを辞める人の退職理由は何か?
20代がウェディングプランナーを辞める理由は、次のとおりです。
・給料が安い
・労働時間が長い
・サービス残業が多い
・クレーム対応がきつい
・休みが取りづらい
・体力的にきつい
・仕事のプレッシャーが辛い
・将来が不安になる
ウェディングプランナーの仕事は、営業・接客・デスクワークなど多岐にわたるため、長時間労働になることが多く、長期休暇や土日祝の休みが取りづらいです。
ブライダル業界では残業手当を出す企業は少ないので、労働時間のわりに給料は低めに設定されています。
僕がインタビューした、元ウェディングプランナーの高橋蓮さん(24歳男性・仮名)は入社4年目の24歳時点で『年収256万円』でした。
ちなみに24歳男性の平均年収は『約340万円』なので、それと比べると80万円以上も安いですね。
ウェディングプランナーの仕事は、お客様からのクレーム対応があったり、会社からの営業成績のプレッシャーがあったりするので、ある程度はメンタルが強くないとできません。
また基本的にウェディングプランナーの仕事は、同じ業務のくり返しなので、1年やろうが、5年やろうが、10年やろうが、身に付くスキルに大差はありません。
ですから将来のキャリアを考えて、スキルアップのために転職する人もいますね。
一般的なキャリアの考え方としては、20代はとにかく多くの経験を積んで、30代は経験の中から自分の専門性を絞って、それを極めていくという段階になります。
ですから20代でウェディングプランナーの経験しかないと、30代以降に選べる仕事がウェディングプランナーの仕事しかなくなります。
このように手遅れにならないように、20代の若いうちにウェディングプランナーから異業種に転職しておいた方がいいですね。

ウェディングプランナーを4年やったけど将来が見えない【体験談】
ここでは、僕が実際に話を聴いた、元ウェディングプランナーの高橋蓮さん(24歳男性・仮名)の事例を紹介しておきます。
高橋蓮さんは専門学校を卒業してから、ウェディングプランナーの正社員として4年働きました。
しかし4年働いても年収256万円だったので、このままだとマズいと思い、24歳のときに転職を決意します。
ただし問題だったのは、高橋蓮さんは『ブライダル業界以外の仕事をほとんど知らなかったこと』です。
転職で失敗しないためには、自分に向いている業界や職種を選ぶことが重要ですが、現実はアパレル業界の仕事を少し知っている程度でした…。
ぶっちゃけアパレル業界に転職しても、ブライダル業界の給料や待遇とほとんど変わらないので、この状態で転職すると失敗しますね。
ではなぜ、ブライダル業界以外の仕事をほとんど知らないのか?
その理由は、4年間ずっと、結婚式場の中だけで仕事をしていたから、です。
高橋蓮さんは結婚式場で1年中、営業や接客、デスクワークをひたすらやっていたそうです。
ずっと結婚式場の中で仕事をしているので、異業種の情報が全く入ってきませんし、社外の人と会うこともほぼありませんでした。
『希望の業界や職種はありますか?』という質問に対しても、『世の中にどんな仕事があるかよくわからないです…』と答えていました。
残念ながら、これがウェディングプランナーで4年働いた人の実態です。
しかし、このような不利な状況からでも、高橋蓮さんは大手広告会社の営業職に転職して、人生をやり直すことができたのです。
次章からは、高橋蓮さんがどのように転職活動を進めていったのかを中心に解説していきます。
ウェディングプランナーから異業種に転職するための具体的な方法とは?
ここまで、ウェディングプランナーの正社員を何年も続けていると、人生が手遅れになりますよ~、という話をしてきました。
では、ウェディングプランナーから異業種に転職するためには、具体的に何をすればいいのか?
結論をいうと、転職エージェント経由で転職するのが1番簡単です。
ウェディングプランナーの人は、間違っても自分ひとりで転職活動しない方が良いです。
専門学校や大学を卒業してブライダル業界に就職した人は、ほかの業界や職種のことをほとんど知らないと思います。
その状態で転職活動を進めてしまうと、今より労働環境の悪い会社に転職してしまったり、自分に全く合わない仕事を選んだりするリスクがあります。
実際に元ウェディングプランナーの高橋蓮さんの場合も、最初は自分ひとりで転職活動をしていましたが、危うくブラック企業に転職するところだったそうです。
高橋蓮さんは新卒で4年勤務しており、年齢も24歳と若いので、人手不足に悩む企業としては、ぜひ採用したい人材だったのです。
高橋蓮さんは初回面接のその場で、採用担当から内定と言われ、少し不安はありつつも、内定がもらえたことにホッとしていました。
それを友人に話したところ、ネットで企業の口コミを調べてくれて、まさにブラック企業!というような評判が大量にあることがわかりました。
そのおかげで、その会社はすぐに辞退したそうです。
転職活動を始めるにあたって、次の質問に答えられないなら、迷わず転職エージェントを頼るべきです。
・きちんと自己分析できますか?
・自分にあった仕事を選べますか?
・世の中にはどんな業界や職種がありますか?
・将来のキャリア設計ができますか?
・履歴書や職務経歴書は作れますか?
・ちゃんと面接対策はできますか?
・ビジネスマナーは身についていますか?
・正しい言葉遣いができますか?
・どんなスーツを選ぶべきですか?
・スーツの正しい着方はわかりますか?
・転職で失敗しない自信はありますか?
上記の内容を知っておかないと、転職で失敗するリスクが高いです。
ぶっちゃけウェディングプランナーだった人が、これらを全部ひとりでやるのは無理があります。
実際に24歳までウェディングプランナーだった高橋蓮さんの場合も、自分ひとりで転職活動してみた結果、『このままだと転職で失敗するかもしれない…』と痛感したそうです。
その後、自分の転職をサポートしてくれる場所をインターネットで探して、たどり着いたのが『転職エージェント』でした。
転職エージェントとは、仕事を探したい転職者と人材を採用したい企業をマッチングするような場所で、転職者はカウンセリングや求人紹介、書類作成や面接対策、さらにはビジネスマナー研修までを無料で利用することができます。
転職エージェントを利用すれば、担当のキャリアアドバイザーが全部手伝ってくれるので、元ウェディングプランナーの方でも安心して転職活動を進めていけます。
最終的に高橋蓮さんは、転職エージェントを利用して『ウェディングプランナー(年収256万円)→大手広告会社の営業職(年収420万円)』への転職を成功させました。
ですからウェディングプランナーから異業種に転職する場合は、とりあえず転職エージェントに相談してみるのがおすすめですね。

ウェディングプランナーを辞めたい人が今すぐにやるべきことは?
ウェディングプランナーを辞めたいと思ったら、まずは自己分析と情報収集から始めましょう。
『辞めたいと思ったから』という理由で、無計画に会社を辞めてしまう人もいますが、できれば次の転職先が決まってから辞めたほうがいいです。
なぜなら転職活動をスタートしても、すぐに転職先が決まらない場合もあるからです。
無職の期間が3ヶ月くらいになると、貯金が底をついて、金銭的にきつくなってしまいます。
そうすると、『とにかく稼がないと!』と焦ってしまい、全然自分に向いていない仕事に転職してしまうリスクがあります。
たとえば、本当は営業職に転職しようと思っていたのに、なかなか内定がもらえず、金銭的にきつくなって、結局工場に転職してしまう…という感じです。
『そんな人いるの?』と思うかもしれませんが、このような行動をとってしまう人は結構多いです。
実際に工場に転職するのは、めちゃくちゃ簡単ですからね。
あなたは、このような無駄な転職で経歴を汚さないように、しっかりと自己分析や情報収集に時間をかけてくださいね。
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まとめ:ウェディングプランナーから転職すると人生が変わる
とはいえ、自分ひとりで自己分析や情報収集をするのって、なかなか大変ですよね?
そんなときは、転職エージェントの担当アドバイザーに相談すればOKです。
転職の初心者が自力で行動するよりも、転職のプロからアドバイスをもらって行動する方が、何倍も効率がいいです。
『ウェディングプランナーの仕事を辞めたい…』と思っている方は、今すぐに行動しないと手遅れになる可能性もあるので、注意してくださいね。
未経験から転職するなら、理想は『25歳前後』です。
30代に近づくほど、書類選考が通りにくくなりますからね。
会社の先輩や上司の姿が、5年後10年後の未来のあなたです。
これに納得できないなら、今すぐ行動して、徐々に変えていくしかないですね。
この記事で紹介した高橋蓮さんは、業界や職種の知識ゼロという不利な状況から大手広告会社に転職できたわけですから、ほとんどの方が転職できるはずです。
あとは、あなた次第です。
今から行動して、理想の未来を手に入れませんか?
