
『個人のスキルを身につけたい…』
『将来性のある仕事に就きたい…』
『人生で路頭に迷いたくない…』
このような方に向けて、記事を書いています。
最近はどんな会社に勤めていても、将来が保証されていないので、個人のスキルを身につけたいと考える方が増えています。
では、個人のスキルを身につけるためには、どんな仕事を選べばいいのか?
結論からいうと、個人でお金を稼ぐスキルが身につく仕事です。
仮に勤めている会社がなくなっても、問題なくお金を稼げるなら、それは個人にスキルが身についているということです。
ですから、『〇〇会社だから仕事を依頼します』ではなく『〇〇さんだから仕事を依頼します』という状態をつくることが、とても重要になります。
記事を書いている僕は『新卒でアパレル企業の商品企画→26歳でWEB制作会社の営業職→35歳で起業家』という流れで人生をアップデートしてきました。現在は20代向けに就職や転職に役立つ情報を発信しています。
この記事では、就活と転職と起業を経験した僕が『個人のスキルが身につく仕事の選び方』を解説していきます。
この記事を読めば、個人のスキルを身につける方法がわかるので、仕事選びで迷わなくなるはずです。
それでは、さっそく見ていきましょう〜。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
個人のスキルを身につける仕事はどれ?【起業した僕の体験談です】
個人のスキルとは、『個人でお金を稼げるスキル』のことです。
ですから個人のスキルを身につけるためには、個人でお金を稼ぐスキルが手に入る仕事を選ぶ必要があります。
でも、この仕事の選び方は、一般的な求職者とは真逆の行動です。
求職者の多くは、以下のような思考で、就職先を選びます。
- 大手企業に就職したい
- ホワイト企業に就職したい
- 安定した会社で働きたい
- 福利厚生が充実した会社がいい
- 残業とかノルマのない会社がいい
- プライベートが充実できる会社がいい
上記のとおり、会社の規模感や労働環境で仕事を選ぼうとします。
しかし個人のスキルを身につけたいなら、この考え方ではダメです。
なぜなら『大手企業かどうか?』や『ホワイト企業かどうか?』で就職先を選ぶと、会社に依存して生きることになるからです。
『会社が安定している=ビジネスモデルが完成している』ということなので、従業員に任される仕事は『誰がやってもそこそこの成果を出せる作業』になります。
ということは、仮に仕事で大きな成果を出しても、それは本人の実力ではなく、会社自体のビジネスモデルが優秀だから、ということになります。
では、どんな仕事を選べば、個人のスキルが身につくのか?
極論をいうと、数年後に同じビジネスモデルで、自分でも起業できそうな仕事ですね。
こうやって考えると、必然的に大手企業やホワイト企業は選択肢から外れて、ベンチャー企業や小規模の会社を選ぶことになります。
でも、ほとんどの人は『仕事で大変な思いをしたくない』と考えているので、この選択ができません。
個人のスキルを身につけるためには、一般的な求職者とは真逆の行動をしないといけないので、まずはここを受け入れられるかどうかですね。
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スキルを身につける意味を理解しておこう
ここでは、『何のためにスキルを身につけるのか?』を解説していきます。
ひと昔前の会社員は、会社が定年まで面倒をみてくれたので、スキルがなくても特に問題ありませんでした。
しかし今の時代は、スキルがないと将来やばいです。
なぜなら大手企業の重役たちが、会社はもう従業員の面倒はみれませんよ〜的な発言をしているからです。
『終身雇用は崩壊した』『定年は45歳でいい』『副業解禁します』というのが、その証拠です。
つまり、『会社をあてにせず自分たちでなんとかしてね〜』ということ。
実際に大手企業の中堅社員が早期退職に追い込まれたり、企業の業績悪化によって大量の社員が転職を強制されたりしていますよね?
このように、どんな会社に勤めても、将来は保証されません。
それなら、会社に依存する生き方ではなく、自分個人に依存する生き方をしようっていう話です。
そのために必要なのが、『個人のスキルを身につけること』なのです。
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スキルが身につく仕事とスキルが身につかない仕事の違い
ここでは、『スキルが身につく仕事とスキルが身につかない仕事の違い』について解説します。
結論をいうと、ビジネスモデル全体に関われるかどうかです。
これは、カレーの作り方に例えるとわかりやすいです。
カレーを作るときは、野菜を切ったり、肉を炒めたり、ルーを作ったりなど、いろいろな作業工程がありますよね?
この中のどの作業を経験したかによって、未来の自分に何ができるかが決まるわけです。
たとえば、ずっと野菜を切る作業しかやってこなかった人は、何年経っても野菜を切る作業しかできません。
そのいっぽうで、カレーを作る全行程を経験した人は、自分でもカレーを作れるようになります。
これは、ビジネスにおいても全く同じです。
会社で任される業務が、野菜を切るような『細切れの業務』だと、個人のスキルは身につきません。
会社全体のビジネスモデルを考えたときに、自分がどの部分まで関わることができるか次第で、身につくスキルが大きく違ってくるのです。
仮に自分が同じビジネスを始めようとしたときに、『ゼロからビジネスモデルを構築するイメージができるか?』を考えてみましょう。
これがイメージできる仕事なら、必ず個人のスキルは身につきますよ。
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スキルアップできる仕事の見分け方を教えます
ここからは僕の実体験も踏まえて、『スキルアップできる仕事の見分け方』を解説していきます。
いきなり結論をいうと、最短でスキルアップしたいなら、経営者の近くで仕事ができる環境を選ぶのがおすすめです。
実際に僕は、新卒で大手アパレル企業の商品企画に就職し、その3年後にITベンチャー企業の営業職に転職しましたが、後者で身につけたスキルや経験の方が圧倒的に多いです。
大手アパレル企業の経営者に会うのは年に数回ほどでしたが、ITベンチャー企業の経営者とは毎日会話ができましたし、間近で仕事をする姿も見れました。
事業が右肩上がりに成長するところや、事業が失敗して撤退するところを何度も経験できたので、めちゃくちゃ多くの学びになりました。
経営者の近くで働く最大のメリットは、『新規事業の立ち上げに参加できること』だと個人的には思います。
これは、起業のシミュレーションになります。
新規事業の立ち上げに関わると、『これをやったら失敗した』とか『これをやったら上手くいった』という経験ができるので、自分で起業するときの参考になります。
とはいえ、ベンチャー企業の多くは小規模なので、ぶっちゃけ労働環境が整ってない会社もあります。
でもその分、広範囲の業務を任せてもらえるチャンスは多いので、個人のスキルアップを最優先に考えるなら、ベンチャー企業を選ぶのはかなりおすすめです。
ただし1番大事なのは、『本人の価値観に合うかどうか?』なので、しっかり考えて仕事を選んでくださいね。

20代で身に付けたい未来に必要なスキルとは?
いまは人生100年時代といわれていますが、そんなに先の未来を想像するのは難しいと思います。
でも長いキャリアを考えると、20代で何を身につけておくかは重要です。
なぜなら、『30代以降のキャリアは、20代の経験の中から専門性を絞って、それを極めていく段階』といわれているからです。
つまり、将来どんなキャリアを選べるかは、20代をどう過ごすか次第だということ。
ですから20代は、未来の可能性を広げられるように、とにかく多くの経験を積んでおくことが大切になります。
では、具体的にどんなスキルを身につけておくべきか?
それは、次のとおり。
- PDCAを回す習慣
- 自学自習する習慣
- コミュニケーション能力
- ビジネス全体を把握する力
- 新規事業を立ち上げる経験
- 長時間働ける体力と精神力
- メンタルブロックを壊せる力
上記を身につけておくと、異業種に転職するときや、自分で起業するときにかなり役に立ちます。
ちなみに僕は30代で起業しましたが、20代のうちに『IT業界での仕事経験、経営者相手の営業経験、新規事業の立ち上げ経験、経営者の近くで仕事した経験』をしておいて、本当によかったと思っています。
『できれば楽な仕事がいいな〜』という気持ちもわかりますが、20代を本気で頑張っておくと、30代以降の人生が楽ですよ。
あなたの未来を想像しつつ、ぜひ後悔のない仕事選びをしてくださいね。

【まとめ】未来から逆算して今何をするべきか考えよう
最後に、この記事の要点をまとめておきます。
- 自分でも起業できそうな仕事を選ぶ
- 一般的な求職者とは真逆の行動をする
- 会社ではなく個人に依存する生き方を選ぶ
- ビジネスモデル全体に関われる仕事を選ぶ
- 経営者の近くで仕事ができる環境はおすすめ
- 20代で何を経験したかで30代以降のキャリアが決まる
個人のスキルを身につけるためには、多少のハードワークをする覚悟も必要です。
でも20代で頑張っておけば、30代以降の人生の選択肢は広がります。
- 目先の楽をとって未来で苦しむか?
- いまは頑張って未来で楽をするか?
どちらを選ぶかは、あなたの自由です。
あなた自身が、どのような人生にしたいのかを明確にして、その上で入社する会社を選んでくださいね。
