
『新卒だけどもう辞めたい…』
『上司に辞めるって言いづらい…』
『退職の切り出し方を知りたい…』
このような方に向けて記事を書いています。
新卒で入った会社を辞めるのって、なんか後ろめさがありますよね。
特に上司に退職を切り出すタイミングは、かなり難しい…。
仕事を辞めたいけど、どうやって伝えればいいのかわからず、悩んでいる方は多いです。
では、新卒のベストな退職の切り出し方はあるのか?
結論からいうと、次にやることを確定させた状態で、退職を切り出せば、上司は納得せざるを得ません。
『次の転職先がもう決まっています』
『プログラミングを学ぶためにスクールに入りました』
こんな感じで進路を確定させておけば、もう退職を認めるしかないです。
少し強引ではありますが、ストレスを抱えたまま仕事を続けて、身も心も崩壊するよりはいいと思います。
要するに、本気で退職する覚悟が伝わるかどうか、が大事なのです
記事を書いている僕は新卒で入社した会社を退職後、26歳まで年収190万円の倉庫作業員(フリーター)でした。その後、IT業界に転職して年収500万円になり人生が変わりました。現在は20代向けに転職や副業に役立つ情報を発信しています。
僕はこのブログのコンテンツを充実させるために、累計975名の方にインタビューしてきたので、新卒社員の退職のリアルな情報をお伝えできると思います。
この記事では、『退職を切り出せない新卒がやるべきこと』から『新卒が退職しても問題ない理由』までを解説します。
この記事を読めば、退職を切り出せずに悩んでいる新卒の方でも、人生を変えるための一歩が踏み出せるようになります。
3分ぐらいで読める内容なので、さっそく見ていきましょう。
※『自分に向いてる仕事が知りたい!』という方は、以下の記事を読むほうが早いかもです。
この記事の目次
退職を切り出せない新卒のあなたへ【新卒が辞めても問題ない理由】
新卒で入った会社が、イメージと全然違った…。
実はこれ、よくある話です。
多くの企業では、大学を卒業したばかりの新卒社員を採用するために、たくさんのお金や時間を投資しています。
少子高齢化の影響で、新卒の人員確保が難しくなっているため、説明会や選考で良いことばかり伝える会社がほとんど。
そのため、入社前は楽しく働けそうだと思っていた方も、いざ入社してみると『こんなはずじゃなかった…』という現実を突きつけられることも多いです。
ですから大前提として、新卒で入った会社を辞める人は結構多い、という事実を知っておきましょう。
厚生労働省の調査によると、新卒社員の3年以内の離職率は約30%です。
新卒で辞めようか迷っている方は、あなただけではないのです。
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⇒退職切り出す勇気をもらえる!自分勝手な理由で退職した8人の事例
退職を切り出せない新卒が準備するべきことは?
とはいえ、退職の話って言いづらいですよね…。
入社後に仕事を教えてくれた、上司を裏切るような気がして、後ろめたい気持ちになる人も多いと思います。
あと、辞めるって言ったら、全力で止められそうですよね。
では上司に納得してもらうためには、どうすればいいのか?
それは、次の進路を決めてしまうこと、です。
次の転職先から内定をもらっていたり、何かのスクールに入学していたりすると、あなたの本気度が伝わります。
『あぁ、こいつは本気で辞める気なんだな…』と、上司も認めるしかないのです。
しかしこれが、次にやるべきことが決まっていない状態だと、こんな感じになります。
『ただ嫌なことから逃げているだけだろ!』
『新入社員は辛いのが当たり前だ!』
『今を乗り切れば成長できる!頑張れ!』
上司はあなたのことを、ただ嫌なことから逃げたい人間、だと決めつけるのです。
ですから、上司があなたを説得するスキを、絶対に与えてはいけません。
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⇒携帯ショップを新卒が辞めたいと思う理由【底辺?負け組?辛い?】
新卒で退職が言いづらい時は新入社員の退職理由の例をチェックしよう!
ここでは、あなたに退職する勇気を出してもらうために、世の中の新卒が、どのような理由で退職しているかを見ていきたいと思います。
新卒の退職理由ランキングは、以下のとおり。(参考:株式会社ビズヒッツ『退職理由に関する意識調査』)
1位:人間関係が悪い
2位:長時間労働・休日への不満
3位:仕事内容が合わない
4位:求人内容と現実が違う
5位:給与が低い
6位:他の仕事がしたい
7位:残業代・給与の未払い
8位:勤務地に不満
9位:体調不良・怪我
10位:成長できない
僕は実際に新卒で会社を辞めようとしている方に、インタビューしたことがありますが、『人間関係が悪い・長時間労働がきつい・仕事内容が合わない』という悩みが多かったですね。
あなたは、いかがでしょうか?
もし上記のランキングと同じ理由で、会社を辞めようと思っているなら、わりと普通のことです。
『せっかく新卒で入ったんだから辞めちゃダメだよな…』と、無理に責任感を持つ必要はありませんよ。
あなたは、自分の未来を最優先に考えればOKです。
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⇒ホテル業界はきつい?新卒が辞めたいと思う理由【体験談あり】
退職を切り出せない新卒の勇気が出る!【新卒が辞めた後の会社のリアルとは?】
会社を辞めようか迷っている方の中には、『自分が辞めたら会社に迷惑がかかるのではないか?』と考える方もいます。
でも、安心してください。
あなたが辞めても、会社にはほぼ影響がありません。
なぜなら会社って、そういうものだからです。
会社の社長は、従業員が辞めることを想定して、ビジネスをおこなっています。
そのため、あなたひとりが辞めただけで、傾くような会社なら、そもそも経営者のビジネススキルが低すぎるので、早く辞めるべきなのです。
しかも新卒の社員は、まだ会社の戦力になっていないことが多いので、ぶっちゃけ新卒が辞めても、会社のダメージはゼロですね。
だから、迷わなくても大丈夫です。
辞めたい理由がはっきりしているなら、今すぐに行動しましょう。
入社1年目で退職を切り出せない新卒の方が注意すべきこと
ここまで、新卒で辞める人は多いので、別に辞めても大丈夫ですよ〜という話をしてきました。
でも、新卒1年目で辞めたい人は、これだけ注意しておいてください。
それは『退職後の進路を明確にしておくこと』です。
なぜなら何も決めずに退職すると、高い確率でフリーターや派遣社員に転落するからです。
『会社を辞めてから転職活動すればいいでしょ!』と思っている方も多いですが、いざ転職活動を始めていると、なかなか採用されない現実を痛感します…。
新卒で辞めた人は、次の転職先が決まりにくいんです。
ではなぜ、すぐに転職先が決まらないのか?
それは企業の採用担当の多くが、『新卒で辞める人=嫌なことからすぐ逃げる人』だと思っているからです。
そのため、新卒を辞めた人材を選考するときには、以下の考えが頭をよぎります。
『うちの会社もすぐに辞めるんじゃないか?』
『自分の主張ばかりする人間なのではないか?』
『辞めるリスクのある人材を採用する価値があるか?』
もし新卒で辞めた人材を採用して、入社後にすぐ辞められたら、採用担当の社内での評価が下がります。
ですから、新卒で辞めた人材を採用してくれる企業は、少ないと思った方がいいです。
こうなると、次の転職先が決まるまでに、どうしても時間がかかります。
そのため、無計画に会社を辞めてしまうと、なかなか次の仕事が決まらず、金銭的にきつくなって、とりあえず日銭を稼ぐために、フリーターや派遣社員になる人もいるんです。
しかし問題は、一度でも非正規労働者に転落すると、なかなか這い上がれないこと…。
ですから、仕事を辞める理想のタイミングは、次の進路が決まったときなのです。

まとめ:新卒で退職するリスクと退職しないリスクを比較しよう
新卒で退職を切り出すときは、次の進路が決まった状態で、上司に伝えましょう。
そうすれば、上司から説得されたり、止められたりするリスクは少ないです。
さらに、次の進路を決めておくことで、フリーターや派遣社員に転落する末路も避けれます。
新卒のあなたが辞めても、会社へのダメージはほぼゼロなので、退職することに過度な責任を感じる必要はありません。
仕事にストレスを抱えながら、無理して働き続けても、何も得られませんからね。
『ただ、時間を失った…』という、絶望感が残るだけ。
どうしても仕事を辞める決断ができない方は、新卒で辞めるリスクと辞めないリスクを、比較してみるのがおすすめです。
多くの人が、仕事を辞めるリスクばかり考えますが、実際は仕事を辞めないリスクもたくさんありますからね。
あとは、あなた次第です。
我慢して、今の仕事を続けますか?
それとも、退職を切り出すために、次の進路を決めますか?
