高校卒業後、明確な目標を持たずにフリーターとして6年間過ごした私が正社員になるまでの体験談です。
さまざまなアルバイトを経験し、将来への不安を感じながらも、コールセンターでの出会いをきっかけに就職を決意しました。
この記事では、就職活動の困難や面接の挑戦、そして初めての正社員としての奮闘を通じて成長し、やりがいを見つけた過程を紹介しています。
現在フリーターから就職しようか悩んでいる方の参考になればと思い、この記事を書くことにしました。
目次
フリーターだった私|アルバイトを転々としながら焦りと孤独を感じていた
高校を卒業したとき、私は明確な目標もなくフリーターとしての生活を始めました。
アルバイトを転々としながら、日々の生活に追われるうちに、気がつけば6年の歳月が過ぎていました。
18歳から24歳までの間、レストランのウェイターとして働いたり、コンビニの店員として深夜のシフトをこなしたりしました。
毎日のように疲れ果てて帰宅し、部屋の片隅でひとり静かに自問自答することが増えました。
「このままの生活で、本当にいいのだろうか?」という不安が胸の中で膨らんでいきました。
フリーターとしての生活は安定しているように見えましたが、将来に対する漠然とした不安が常に心の片隅にありました。
友人たちが次々と正社員としての道を歩み始め、キャリアを築いていく姿を見るたびに、焦りと孤独感が増していきました。
両親からの「将来のことを真剣に考えなさい」という言葉に耳を傾けることすらできず、ただ日々を過ごすだけの日常に身を委ねていました。
就職のきっかけ|バイト先にいた営業マンの仕事に対する情熱に心を動かされた
そんな私が変わるきっかけは、ある日のコールセンターでの出来事でした。
その日もいつものように顧客対応に追われていた私の耳に、ひときわ熱のこもった営業マンの声が飛び込んできました。
彼の話す内容には、ただの営業トーク以上の何かがありました。
彼の言葉一つ一つに、自分の仕事に対する情熱や信念が感じられ、「こんなふうに自分も何かに情熱を持ちたい」と強く思ったのです。
その夜、私はベッドに横たわりながら、心の中で何度もその営業マンの言葉をくり返しました。
「自分も正社員として営業の仕事に挑戦してみたい」と思う気持ちが日に日に強くなっていきました。
家に帰ってからもその思いが頭を離れず、「このままではダメだ、何かを変えなければ」と心の中で叫びました。
その瞬間、私は新たな目標を見つけたのです。
就職活動中|絶対に諦めない気持ちと強い意志を持って挑んだ
就職活動を始めた私は、まず履歴書の作成から取りかかりました。
高卒であること、そしてフリーター歴が長いことがネックとなり、何度も書類選考で落とされました。
面接に進めたとしても、フリーターとしての過去をどう説明すれば良いのか、毎回悩みました。
「自分にはできないんじゃないか」という不安が頭をよぎるたびに、私はコールセンターでの経験を思い出しました。
コールセンターで培ったコミュニケーション能力や顧客対応のスキルを前向きにアピールすることに決めました。
履歴書には、具体的なエピソードを交えながら自分の強みを強調し、面接では緊張しながらも「絶対に諦めない」という強い意志を持って挑みました。
ある日、Web制作会社の面接で、面接官から「なぜこの職種を選んだのか?」と問われました。
その瞬間、私は「これが最後のチャンスかもしれない」と思い、正直に自分の気持ちを伝えました。
コールセンターでの経験が自分に自信を与え、営業職に挑戦したいと思った理由を熱く語りました。
面接官は私の話に真剣に耳を傾け、その姿勢に感動してくれたようでした。
就職後|自分の選んだ道だから絶対に成功したいと思った
内定をもらったときの喜びは、言葉にできませんでした。
初めての正社員としての仕事は、想像以上に厳しいものでした。
毎日新しい顧客を開拓するために奔走し、何度も壁にぶつかりました。
失敗するたびに落ち込みましたが、「これが自分の選んだ道だ。絶対に成功してみせる」という強い意志が私を支えてくれました。
日々の業務を通じて少しずつ成果が出始め、顧客からの信頼を得ることができました。
上司や同僚からのアドバイスを受け入れ、自分のスキルを磨き続けました。
営業の仕事は決して楽なものではありませんが、その分やりがいも大きく、顧客との信頼関係を築くことに喜びを感じました。
ある日、初めて大口の契約を取ることができたときの喜びは、言葉にできないほどのものでした。
その瞬間、「この仕事を選んで良かった」と心から思いました。
営業の仕事を通じて、多くの人と出会い、多くの経験を積むことができました。
自分の中で新たなスキルや知識が増え、自信もついてきました。
就職を振り返って|自分の声を大切にして進んだら素晴らしい未来が待っていた
フリーターから正社員になるまでの道のりは、決して楽なものではありませんでした。
しかし、その過程で得たものは計り知れないものでした。
フリーター時代の経験も、決して無駄ではありませんでした。
それらの経験があったからこそ、今の自分があるのだと感じています。
「自分にはできない」と思っていた時期もありましたが、勇気を持って一歩踏み出すことで、新しい道が開けました。
今では、将来に対する不安もなくなり、自分のキャリアに自信を持つことができるようになりました。
もし、同じようにフリーターとして悩んでいる人がいるなら、ぜひ勇気を持って一歩踏み出してみてください。
その一歩が、あなたの未来を大きく変えるきっかけになるかもしれません。
自分の心の声を大切にし、どんな困難にも立ち向かっていくことで、きっと素晴らしい未来が待っているはずです。
私の経験が、少しでもあなたの背中を押す力になれば幸いです。
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