院卒 無職

この記事では『27歳無職からIT企業の正社員に就職するまで体験談』を紹介しますので、無職やフリーターから就職したい方はぜひ参考にしてくださいね。

こんにちは、27歳まで無職だった、たいちです。

プロフィール
  • 名前:たいち(32歳男性)
  • 最終学歴:大学院卒
  • フリーター歴:2年
  • 無職の期間:1年
  • 正社員の経験:なし
  • 就職時の年齢:29歳
  • 就職先:IT企業の正社員
  • 年収:400万円

この記事を読めば、27歳無職から就職した後のリアルや、27歳無職から正社員になるまでの具体的なステップがわかりますよ。

3分くらいで読める内容なので、それではさっそくみていきましょう〜。

27歳まで職歴なしの無職だった経緯|就職する気ゼロのまま院卒になった

院卒 無職

まず、なぜ私が27歳まで職歴なしの無職だったのか、その経緯からお話しします。

美術大学の大学院を卒業しましたが、就業意識を持たずに進学し卒業したため、卒業後の就職について真剣に考えていませんでした。

高校時代からずっと美術作家になると思い込んでいたため、大学院卒業の際も「就職する」という考えを受け入れることができなかったのです。

実際、周りには就職活動をする同級生もいましたが、私はどこか他人事のように感じていました。

「自分はアーティストとしてやっていくんだ」と漠然と思っていたので、具体的な就職プランは全く持っていませんでした。

そのため、卒業後も「何かで生活費を稼ぎながら作家活動を続けていけばいい」とリアリティのない考えを持ち続けていました。

しかし、現実は厳しかったです。

アルバイトを探し始めたものの、社会情勢の影響で求人が少なく、思うように仕事が見つかりませんでした。

焦燥感に駆られながらも、「どうにかなるだろう」と自分に言い聞かせる日々でしたが、次第に貯金が底をつき、生活が立ち行かなくなってきました。

ある日、ふと鏡を見たとき、自分がどれほど疲弊しているかに気づきました。

「このままでは本当に何も変わらない…」と心の底から思いました。

27歳院卒の無職の就職のきっかけ|親にお金を借りなければいけない挫折感

院卒 無職

無職の期間が続く中で、私は精神的にも追い詰められていきました。

アルバイトですら中々決まらない日々が続き、不安で頭の中がいっぱいになり、焦燥感に駆られるようになりました。

特に、親に泣きついて、東京から地方の実家に帰ることになったことが大きな転機でした。

実家に戻ってからの生活は、挫折感でいっぱいで、本当に情けない気持ちで毎日を過ごしました。

就活用のワイシャツを1枚買うにも親からお金を借りなければならず、税金も立て替えてもらう始末でした。

自分の無力さに打ちひしがれ、毎日が重苦しく感じられました。

しかし、その挫折感が逆に私を奮い立たせました。

「このままじゃダメだ…何とかしなきゃ」と強く思うようになりました。

ある日、母親に「いつまでもこのままでいるわけにはいかないよね」と言われたことが決定的な一言となり、就職を本気で考えるようになりました。

27歳院卒の無職から就職活動で苦労したこと、失敗したこと

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就職活動を始めた当初、私は多くの苦労と失敗を経験しました。

地元でのアルバイト探しから始めましたが、面接に行く先々で「27歳だから正社員の仕事を探したほうがいいよね」と諭されるばかりで、仕事は決まりませんでした。

ある面接では、面接官に「27歳で職歴なしというのは少し心配ですね」と言われ、その言葉が胸に突き刺さりました。

「どうしてこんなことになったんだろう…」と自問自答する日々が続きました。

そのため、再び東京での仕事探しを始めることにしました。

正直、地方での挫折感を引きずっていた私は、東京に戻ること自体が怖かったです。

でも、このままでは何も変わらないと自分に言い聞かせ、求人サイトや就職エージェントに登録し、東京のアルバイトの求人を漠然と閲覧することから始めました。

高速バスで東京に通う日々が続きました。

毎回、面接の度に心臓がバクバクし、「またダメだったらどうしよう」と不安が頭をよぎりました。

それでも諦めずに応募し続け、ある日、IT企業のwebサイト運用のアルバイトで採用してもらうことができました。

27歳院卒のフリーターが正社員になるまでにやったこと

再上京してからの生活は一変しました。

再び東京に引っ越し、27歳にしてフリーターとして働き始めました。

最初の仕事はデータを流し込むだけのアルバイトでした。

出社初日、新しく働くオフィスに足を踏み入れた私はガチガチに緊張していました。

周りにいる同僚が全員ちゃんとした「スゴい人」に見えて、恐縮しまくりでした。

この仕事は、取引先のお客様がアップロードしたデータをダウンロードし、データを管理画面からWebサイトに流し込むという単純作業でした。

しかし、この単純作業をひたすら繰り返すことで、社会人生活をスタートさせました。

当時のお給料は時給1000円で、基本8時間勤務なので、手取りにすると月給15万弱くらいが平均でした。

生活費だけでカツカツでしたが、27歳で就労経験のない自分が高い給料を要求できないことは分かっていましたし、「生活できればとりあえずOK」として暮らしていました。

この仕事を続ける中で、「会社は思っていたほど嫌な場所ではない」「世の中にはいろんな仕事がある」ということに気づきました。

会社という場所に対する先入観や働くということへの誤解が解け、少しずつ自信を積み重ねていくことができました。

仕事を通じて、少しずつ自分の中に自信が芽生えていくのを感じました。

「自分でもやればできるんだ」と思えるようになり、仕事に対する意識も変わっていきました。

自分の中の変化を感じるたびに、少しずつ希望が見えてくるようになりました。

就職後のリアル|30代でようやく正社員の道が開いた

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アルバイトとして働き始めて3年が経ちました。

その頃には、私も自分の業務に慣れ、仕事の効率も上がっていました。

そんな中、3年間担当していた業務がなくなり、別の業務への異動を提案されました。

「このままアルバイトで終わるわけにはいかない、正社員にならなきゃ」と強く思うようになりました。

私の中には、もっと成長したいという気持ちが芽生えていたのです。

そこで、思い切って転職を決意しました。

転職活動では、これまでのアルバイト経験をアピールしました。

特に、データ管理や運用のスキル、正確性とスピードを兼ね備えた業務遂行能力を強調しました。

これまでの3年間で培ったスキルと自信が、転職活動において大きな武器となりました。

面接では、「これまでの経験がどのように役立つか?」と問われた際、「私はこれまで、正確性とスピードが求められるデータ管理業務を担当してきました。

この経験を活かし、貴社の業務にも迅速かつ正確に対応できる自信があります」と答えました。

その言葉に、面接官も納得してくれたようでした。

転職先は、Webメディア系の会社で、アルバイトからスタートしましたが、2年後には正社員として登用されました。

正社員としての生活が始まると、責任感が増し、仕事に対する取り組み方も変わりました。

自分の成長を実感し、仕事に対するモチベーションも上がりました。

同じ状況の人に伝えたいこと|27歳でも行動すれば人生なんとかなる

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もし、今進路に迷い本当にどうして良いかわからなくて、突破口が見えない人がいるとしたら、「アルバイトでもいいので自分にできそうな仕事を見つけて、それを続けてみること」をおすすめします。

雇用形態とか、年齢に見合った収入とか、そういった周りの価値観は全く重要ではありません。

自分の現状と向き合って、そこから足場を地道に作っていくことのほうが大切です。

そのためにも、あなた自身で何かを見つけて、それを続けてみてください。

27歳まで職歴なしの無職だった私が、今までの人生を振り返って思うことは、少しずつでも行動して、自分に向いている仕事を探し続けるのが大切だということです。

最初はアルバイトでも、地に足を付けて、次の一歩を出し続けていけば、必ず道は開けます。

私も今後またどのような道を進むかはわかりませんが、これからも自分に合った道を探し続けていきたいと思います。

同じような状況にいる方々も、焦らず自分のペースで頑張ってください。

私の体験が少しでも参考になれば幸いです。

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