27歳の居酒屋フリーターからルート営業に就職。将来の不安や焦りが消えた｜僕の就職体験談

この記事では『27歳フリーター（居酒屋アルバイト）からルート営業の正社員に就職した体験談』を紹介しますので、フリーターから就職したい方はぜひ参考にしてくださいね。

この記事を読めば、27歳フリーターから就職した後のリアルや、27歳フリーターから就職するための具体的な方法がわかりますよ。

３分くらいで読めると思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

※「今すぐにフリーターから正社員に就職したい！」という方は、下記の記事を読むほうが早いかもです。

27歳までフリーターを続けていた経緯｜居酒屋バイトだった僕

僕は大学を中退してから、22歳から27歳までの5年間、居酒屋でバイトをしていました。

大学を辞めた理由は、単純に学業に興味が持てなくなったからです。

中退後、何かしらの仕事をしなければならないと感じた僕は、手っ取り早くお金を稼げる居酒屋のバイトを始めました。

居酒屋での仕事は、意外と楽しかったです。

仲間もでき、毎日が新しい経験の連続でした。

夜遅くまで働き、朝方まで飲み明かす日々。

そんな生活が当たり前になり、特に不満もなく過ごしていました。

ただ、心のどこかで「このままでいいのか？」という疑問は常にくすぶっていました。

毎晩、居酒屋の忙しさがピークに達する時間帯になると、僕はカウンター越しにお客さんたちの楽しそうな姿を見つめていました。

酔っ払いの笑顔や、ビールジョッキを掲げて乾杯するサラリーマンたちの姿。

それを見ていると、「ああ、彼らはちゃんとした仕事を持っていて、将来の心配もないんだろうな」と、羨ましさがこみ上げてきました。

そんな時、僕の頭の中に「このままじゃダメだ」という声が響いていました。

しかし、その声を無視し続けるのは簡単でした。

毎日のバイト代でなんとか生活できていたし、今すぐに行動する必要はないと自分に言い聞かせていたのです。

27歳フリーターの就職のきっかけ｜金銭的な問題が大きかった

27歳になった頃、急に金銭的な問題が浮上しました。

親からの支援が期待できなくなり、自分の生活費を全て自分で賄わなければならなくなったのです。

居酒屋のバイト代だけでは生活が厳しく、貯金もほとんどありませんでした。

正直、焦りを感じました。

ある日、バイト仲間と話している時、ふと「このままでいいのか？」という話題になりました。

バイト仲間も同じような悩みを抱えていましたが、僕は特に深刻でした。

家賃や生活費、毎月の支払いがどんどん積み重なっていく。

「どうするんだ？このままじゃまずいぞ」という焦りが日に日に強くなりました。

その時、僕は初めて真剣に「正社員になること」を考え始めました。

正社員になれば、安定した収入が得られ、将来の不安も少しは和らぐだろうと考えたからです。

でも、具体的にどう行動すればいいのか全く分かりませんでした。

27歳フリーターからルート営業の正社員になるまでにやったこと

まずは、自分のスキルや経験を整理し、どのような仕事に就きたいのかを考えました。

しかし、大学中退後の工場での短期間の正社員経験と、居酒屋でのバイト経験しかなかった僕にとって、就職市場は厳しい現実でした。

求人サイトを見ても、自分に合う仕事が見つかりません。

面接に行っても、「経験不足」とか「もっと若い人材が欲しい」といった理由で断られることが多かったです。

そのたびに、心が折れそうになりました。

ある日、面接官に「君のような経歴の人は、正直採用するメリットが少ない」と言われた時は、本当に落ち込みました。

「やっぱりダメかもしれない」と思った瞬間でした。

しかし、ここで諦めるわけにはいきませんでした。

僕は工夫することにしました。

まずは、自分のアピールポイントを見つけ、それをしっかりと伝えるために履歴書や職務経歴書の書き方を勉強しました。

また、面接の練習も重ね、自信を持って自分を売り込む方法を身につけました。

それでもなかなかうまくいかず、最終的には転職エージェントに頼ることにしました。

転職エージェントは僕の経験やスキルに合った求人を紹介してくれ、面接対策や履歴書の書き方なども丁寧に指導してくれました。

特に、面接の練習は非常に有益で、自分の弱点を克服することができました。

転職エージェントのアドバイスを受けて、僕は自分自身を再評価し、新しい視点から自分を見つめ直すことができました。

「自分には何ができるのか？」「どんな仕事が自分に向いているのか？」を真剣に考え、具体的な目標を立てることができました。

そして、ようやく老舗企業のルート営業の仕事に辿り着くことができました。

27歳フリーターの就職後のリアル｜将来の不安や焦りが消えた

初めての正社員としての仕事は、新しい挑戦ばかりで、毎日が学びの連続でした。

最初の頃は覚えることが多く、ミスも多かったです。

しかし、上司や同僚のサポートのおかげで、徐々に業務に慣れていくことができました。

バイト時代、月給13万円で生活していた僕にとって、正社員としての初任給は大きな変化でした。

初めての給料日、封筒を開けて明細を見たとき、手取りの額に感動しました。

「これで本当に生活が安定する」と感じることができたのです。

営業職の仕事は初めてだったので、1年目は電話をかけるのも訪問するのも緊張の連続でした。

初めてのクライアント訪問の日、スーツの襟が妙にきつく感じ、汗が止まらなかったのを覚えています。

緊張で声が震え、「こんな僕で大丈夫だろうか？」と何度も心の中で問いかけました。

ある日、重要なプレゼンテーションの準備を任されました。

資料を作るために夜遅くまでオフィスに残り、何度も修正を繰り返しました。

プレゼン当日、緊張で手が震えましたが、上司が「大丈夫だ、君ならできる」と背中を押してくれたおかげで、無事にプレゼンを成功させることができました。

その瞬間、「努力は無駄じゃない」と実感しました。

2年目に入り、少しずつ仕事に慣れてきました。

自分のペースで仕事を進められるようになり、クライアントとの信頼関係も築けるようになりました。

そして、営業成績も徐々に上がり始めました。

初めて自分が担当したプロジェクトが成功した時の達成感は、言葉にできません。

クライアントからの「ありがとう」という言葉が、何よりも嬉しかったです。

2年目の終わりには、年収400万円にまで達しました。

フリーター時代の月給13万円からの大きな飛躍でした。

給料が上がったことで、生活にも余裕ができました。

初めてのボーナスで、両親に感謝の気持ちを込めて小さな旅行をプレゼントした時、涙ぐんだ母の姿が今でも心に残っています。

この2年間で得たものは、単なる収入の増加だけではありませんでした。

仕事を通じて、社会人としての責任感や自己成長を感じることができました。

また、失敗を恐れず挑戦する姿勢が身についたことで、自信もつきました。

今振り返ると、あの時勇気を持って一歩を踏み出したことが、自分の人生を大きく変えるきっかけになったと感じます。

もし、あのまま居酒屋のバイトを続けていたら、今の自分はなかったです。

将来に対する不安も、今は少なくなり、前向きに生きることができています。

これからも挑戦を続け、自分の可能性を広げていきたいと思っています。

フリーターを辞めないほうがいい人もいます

ただし、フリーターを辞めないほうがいい人もいると思います。

それは、就職後に努力を続けることができない人です。

このような人は、どの仕事に就いても、失敗するリスクが高いです。

正社員になったからといって、全てが解決するわけではありません。

むしろ、正社員としての責任は重く、仕事で成果を出すためには努力が必要です。

実際に、僕も最初の1年目は何度も挫折しそうになりました。

新しい環境に慣れるまでの間、プレッシャーやストレスで押し潰されそうになったこともあります。

しかし、その度に自分に言い聞かせました。「ここで諦めたら、また元の生活に戻るだけだ」と。

努力を続けることで、少しずつ自分の力を発揮できるようになり、結果がついてくるようになりました。

反対に、努力を怠ってしまうと、どんなにいい条件の仕事でも続けることは難しいと思います。

ですから、正社員に就職してから努力を続ける覚悟がある人だけ、今すぐに就職活動を始めましょう。

まとめ：とりあえず正社員を経験してから自分の道を考えるのが良いです

僕は、フリーターから正社員になることで、自分の人生が大きく変わったと感じています。

安定した収入が得られるだけでなく、自分のスキルや経験を活かして働くことで、自信もつきました。

何より、将来に対する不安が軽減され、前向きに生きることができるようになりました。

フリーターを続けるか、正社員になるかは人それぞれの選択ですが、

僕は「もし悩んでいるなら、一度正社員としての道を考えてみてほしい」と思います。

挑戦することで、新しい可能性が開けることもあるのですから。

僕の経験が、同じように悩んでいる人たちの参考になれば嬉しいです。

そして、勇気を持って一歩を踏み出すことで、人生が大きく変わるかもしれないことを伝えたいです。